保土ケ谷区 トップニュース
公開日:2014.10.16
霞台西部自治会
防災マップを作成
子どもと危険箇所確認
霞台西部自治会(青木敏彦会長)では10月4日、子ども会とともに防災マップを作成するためのまち歩きを行った。地域全体で危険箇所や防災倉庫の位置などを把握し、防災力のアップを目指す。
保土ケ谷区では、すべての人が安心していきいきできる地域をめざし、ケアプラザ、区社会福祉協議会、区役所などが連携し、ほっとなまちづくり事業に取り組んでいる。
霞台西部自治会が所属する保土ケ谷東部地区では、災害に強い街づくりがテーマ。今回の防災マップづくりもこの事業の一環で行われた。
当日は自治会と子ども会から約40人が参加。三友会館から、危険な土手や倒壊しそうなブロック塀の位置をメモしながら、地域の防災拠点である桜台小学校まで歩いた。途中、自治会内に配置している防災倉庫や、消火栓の位置を確認。桜台小に着くとまた三友会館まで戻り、集めた情報を大きなマップに落とし、参加者どうし情報を共有した。
子ども会の役員は、「霞台に長年住んでいる方に説明を聞けたので、初めて知ることも多かった」と話した。また子どもが巻き込まれる事件が多発していることから、「子どもだけが知っている道もあってびっくりした。防災だけでなく防犯にもつながる良い機会になった」と話す保護者もいたという。
同自治会は、坂道に沿って上下に伸びるように世帯が構成され、災害時に桜台小までたどり着くのに時間がかかる場所もある。そのため2年前から防災倉庫を自治会内の個人宅に分散して配置するなど、熱心に防災活動に取り組んでいる。青木会長は、「何より人の命を守ることが大事なので、ジャッキなどは近くに用意しておきたい。道が狭い場所もあり、消防車が到着するまで自分たちでできることをする自治会を目指している」と話す。
また今回のマップづくりで、「地域の危険箇所や防災拠点を幅広い世代で共有することができた。子ども会と一体となりこれからも地域全体で見守っていきたい」と話した。防災マップは、12月に開催されるほっとなまちづくりフォーラムで発表される。
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