生活保護受給者らの就労を支援する窓口「ジョブスポット」がこのほど、保土ケ谷区役所内に開設された。同スポットには職員3人が常駐するほか、求人検索機が3台設置されている。
ジョブスポットは、生活保護受給者やひとり親家庭、仕事がなく借家の家賃が払えず支援を受けている「住宅支援給付受給者」など、いわゆる生活困窮者を対象に区保護課などでの相談を通じて、必要に応じて就労支援を行う。
交通費や移動の負担などを軽減し、よりきめ細かい支援を行うため、横浜市が神奈川労働局と連携し2013年から市内の各区役所内に設置を推進。今回の開設は13番目の開設となる。
13年から開設されている鶴見や瀬谷など先行8区のスポットでは昨年度、1183人の利用があった。このうち半数近い568人の就労支援に成功。今年度は1月末時点で利用者数、就労成功数ともに昨年度を上回る実績を残しているという。市担当課では「顔の見える支援が良い影響を及ぼしているのではないか」と分析している。
生活保護受給者数は微増
区保護課によると区内の生活保護受給世帯は年々微増している状況だという。3月9日のスポット開設後の相談者も受給者が中心。同課の小倉規敬係長は「仕事が探しやすくなり相談できる場所が近場にできた。自立に繋げてもらい、生活環境改善の選択肢のひとつになれば」と期待を寄せている。問合せは区保護課保護係【電話】045・334・6314へ。
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