神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2015年7月9日 エリアトップへ

保土ヶ谷駅西口 銭湯を地域資源に 12日に町おこしイベント

社会

公開:2015年7月9日

  • LINE
  • hatena
「第二常盤湯」の前で取材に応じる山田さん(左)と柴田さん
「第二常盤湯」の前で取材に応じる山田さん(左)と柴田さん

 保土ヶ谷駅西口の商店街にある銭湯「第二常盤湯」を地域資源として捉え、地域活性につなげようと7月12日(日)に町おこしイベントが催される。銭湯を中心に広がる商店街を「温泉宿」に見立て参加者に商店などを巡ってもらうことで、「地域の魅力を再発見してもらおう」と近隣住民や商店主の有志が春先から準備を進めていた。

 「賑わっていたあの頃の活気ある姿に少しでも戻せないか」。西口商店街の盛衰を知る地域住民らが今年4月、自分たちの手で地域の活性化につながるようなイベントを生みだそうと動き出した。

 旧東海道の宿場町として栄えた同地域では、歴史資源を使った取り組みがこれまでにも企画されてきたが、今回はそれとは異なる地域資源を活用することを目指しプロジェクトはスタート。目を付けたのが昭和初期に創業し地域住民らの憩いの場となっている銭湯だった。

 この地で生まれ育ち、今回のプロジェクトで中心的役割を果たしている柴田裕一さんは、この銭湯を子どもの頃から利用しているが「余りにも当たり前の存在すぎて『地域の資源』という観点からの見方はしていなかった。灯台下暗しです」と話す。

 銭湯が商店街の中心に位置することに気付くと、「風呂に入り、マッサージを受け、食事を楽しむ」という企画を立案。街全体を「温泉宿」に見立てるというユニークな発想が新たな地域イベントの創出につながった。柴田さんとともにプロジェクトを主導する山田浩和さんは「商店街の中にある点と点を結ぶことで新たな魅力が生まれるのではないかと考えた」と話す。

 12日のイベントでは宿場を巡った後、銭湯の釜場など普段は見ることのできない場所を見学し入浴。浴衣に着替え商店街内のマッサージ店で施術を受けることができる。その後、宴席を楽しむという。問合せは山田さん【電話】045・331・0018へ。

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

商店街舞台の演劇企画

元宝塚歌劇団大洋あゆ夢さん

商店街舞台の演劇企画

役者募集、町おこしに一手

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

75%が定住意向

保土ケ谷区区民意識調査

75%が定住意向

災害対策「何もしてない」3割

4月4日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook