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公開日:2017.05.11

横浜国大大学院
来春、理工学府新設へ
イノベ産業人材育成目指す

  • 教育改革を進める横浜国大の正門

 常盤台の横浜国立大学(長谷部勇一学長)はこのほど、大学院の教育改革を計画し、理工学府(仮称)の設置と環境情報学府の組織改編を文部科学省に申請した。2018年4月の設置・改編を目指す。

 同大では「YNUプロジェクト」と称し今年4月には50年ぶりとなる新学部「都市科学部」を設置するなど、教育改革を進めている。今回の大学院改革の動きもその一環だ。

 現在、同大大学院は教員が研究を行う研究院と学生が学ぶ学府から成る。学府は国際社会科学、工学、環境情報、都市イノベーションの4つと教育学研究科の5つ大学院組織がある中で2学府の改編を目指す。

 工学府を改編し設置する理工学府は産業振興が著しい情報通信技術やバイオテクノロジー、ナノテクノロジーといった先端技術に関わる分野では、これまで産業発展を支えてきた工学に加え、理学的な知識や能力が求められるようになってきていることが背景にある。

 機械・材料・海洋系工学、化学・生命系理工学、数物電子情報系理工学の3つの専攻を設置し、ものづくり技術の継承・発展とともに、イノベーション産業に貢献できる人材の育成を目指すことになる。

環境情報学府を改編

 環境と情報を基軸に文理融合・異分野融合の教育を行い、持続可能社会の創生に貢献する人材を育成する環境情報学府は現在の5専攻を人工環境、自然環境、情報環境に再編する。

 環境や社会に配慮し、情報技術を活用し、科学技術のイノベーション創出に貢献できる人材を輩出することを目指す方針だ。

13日に説明会

 今週末13日(土)には学外者向けに新大学院説明会が開かれる。午後1時からで会場は同大理工学部講義棟A(S5―5)。

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