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保土ケ谷区版 公開:2018年5月17日 エリアトップへ

狩場町親子のフリースペース 存続へ向け資金調達へ ネット上で協力呼びかけ

社会

公開:2018年5月17日

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協力者と打合せする伊藤さん(写真上右から2番目)・月に3度開かれるマムマムのようす(写真左)
協力者と打合せする伊藤さん(写真上右から2番目)・月に3度開かれるマムマムのようす(写真左)

 狩場町で10年前から親子のフリースペース「マムマム」を自主運営している団体で代表を務める伊藤奈美さんがスペース存続の危機を乗り切ろうと、インターネット上で出資者を集う仕組み「クラウドファンディング」(CF)で活動拠点を確保するために必要な資金の協力を呼びかけている。伊藤さんは「『マムマム』は地域にとっては重要なスペースとなっている。存続へ向け皆様のお力をお借りできればありがたい」と話している。

 狩場町東部自治会館で月に3度開設されている「マムマム」は10年前、地域に暮らす伊藤代表が「ママ友」づくりにとスタート。以来、ボランティアスタッフが中心となり自主運営されてきた。

 現在は伊藤さんを含め2人が中心となり地域の子育てママらが集い、交流を深めたり、情報交換の場となっている。開設当初は「サークル的な存在」だったが、10年が経ったいま、「マムマム」の存在は地域にとって欠かせないものとなった。現在は社会福祉協議会から10万円ほどの補助金を受けながら運営。大半が会場費に充てられスタッフの善意のもとに成り立っているのが実情だ。

親と子のつどいの広場

 10年の節目を迎え、今後、親子の居場所を維持していくには限界を感じたていた伊藤さんは、横浜市が地域の子育て中の親子を対象にマンションの一室や商店街の空き店舗などで市民活動団体などに運営を委託する「親と子のつどいの広場」事業に移行することを決断。年明けに「ひろばを作る会」を立ち上げた。

 同事業の申請条件には「最低でも週に3日、1日5時間以上活動できる拠点を確保すること」が条件のひとつとなっている。会では町内の児童公園近くの物件を見つけたが、敷金や礼金など契約に要する費用が約55万円必要なことが判明。メンバーがこの資金を建て替えるのは難しく、たどり着いたのがCFだった。

 寄付金の受け付けは5月8日からスタート。5月13日現在、11人が賛同し、約9万円が集まっている。今回のチャレンジでは期日となる6月11日までに35万円と設定している目標額に1円でも達しなかった場合、賛同者に全額返済される仕組みで、寄付額に応じて手作りの布製品や草木染のエコバックといった返礼品が進呈される。

 プロジェクトに賛同し寄付を希望する場合は専用のウェブページ(https://readyfor.jp/projects/mamumamu-hiroba)から。また振込みでの寄付も受け付けている。問合せは伊藤さん【携帯電話】090・9386・3565へ。
 

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