区内と山梨の2カ所でぶどうを栽培している農家、坂野勝則さんがこのほど、横浜市保土ケ谷区社会福祉協議会(山崎滋会長)に農園で収穫したぶどうおよそ10キロを贈った。
坂野さんは地域の課題を自ら解決していく手法を検討することなどを目的と地域づくりプロジェクト「ほどがや楽考」に参加。現在、常盤台地区で展開している庭のお手入れボランティア「ありが隊」の立ち上げに携わるなど、地域活動に取り組んできた。
今回の取り組みについても家族の枠組みを超えて地域のつながりを広げたいという思いから「食」を通してサポートできないかと以前から作業研修をしていた山梨のぶどう園で収穫したぶどうをお裾分け。今年は自ら農園を立ち上げ山梨を拠点に活動し栽培したぶどうを贈った。
坂野さんは「ボランティアは双方向の活動で成り立つと考えている。『みんなの食堂』で子どもたちから感想文を頂いてこちらとしても励みとなる。自分が活動することで周りの方々にも関心を持っていただけるきっかけとなれば」と話した。
区社協の担当者によると、贈られたぶどうは8月に開催される「子ども食堂」に提供されるという。
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