㈱横浜建材工業
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市営住宅「コンフォール明神台」内の駐車場で10月3日、イオンスタイル東戸塚店の移動販売車両が初出店し、食料品や日用雑貨などを販売した。販売時間内に63人の住民が利用。食料品や日用品などを買い求めた。
高齢者などを中心に食料品の購入や飲食に不便さや苦労を感じる「買い物難民」の増加が全国的に社会課題となっている。市営住宅敷地内での営業販売はこれまで認められていなかったが、市は指定管理者用の駐車スペースなどを利用する形で移動販売を実施できる仕組みを構築。コンフォール明神台を含めた3つの市営住宅で10月から試行実施を始めた。取り組みは買い物弱者支援に加え、地域包括ケアの観点から見守り活動などにも期待が寄せられる。
コンフォール明神台は保土ケ谷公園がある丘の上に建つ市営住宅。近隣にコンビニエンスストアが1軒あるが、スーパーマーケットはなく、多くの住民は星川や天王町方面のスーパーを利用しているという。
1年半前から近くの保育園の駐車場で移動販売がスタート。しかし道路に面しているため安全面の課題を抱えていた所に今回の取り組みの話を受けた。今後は毎週土曜日に移動販売車が訪れる。
70代の主婦は「車がないので買い物には困っている。天王町のイオンも閉店中でバスに乗り買い物に行っている。週に1度でも移動販売車が来てくれると本当にありがたい」と話し、生鮮食品やパンなどを買い求めた。
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