保土ケ谷区版 掲載号:2020年10月29日号 エリアトップへ

認知症高齢者等見守りシール 体験で普及の第一歩に 仏向地域ケアプラで初開催

社会

掲載号:2020年10月29日号

  • LINE
  • hatena
二次元コードを読み込む参加者
二次元コードを読み込む参加者

 認知症が原因で行方不明になる人が全国的に増え社会問題となっている中、印刷された二次元コードを読み込むことで、徘徊する高齢者の早期発見・保護につなげようと横浜市が進めている「見守りシール」の普及などを目的とした体験会が仏向地域ケアプラザで初めて開かれた。

 市の推計値によると団塊の世代が75歳以上になる2025年には認知症高齢者は約20万人 に達すると予測されている。市は18年に本人の身元を特定できる「見守りシール事業」をスタートしたが、普及が進んでいないのが実情だ。

 仏向地区ではここ数年、大型マンションが建設されるなどし、新住民が増えたこともあり区内の他地区に比べ高齢化率は低いものの、75歳以上の住民は増加している。同ケアプラでは認知症理解を目的とした講座を開く計画だったがコロナ禍で実施を見送った。

 認知症の問題は地域課題のひとつであることから、講座の代替としてケアプラスタッフが目を向けたのが「見守りシール」だった。「福祉職に携わる人でも実物を見たことがなく、二次元コードを読み込んだ経験もない。シールの存在をより多くの地域住民に知っていただくことで、徘徊している高齢者を早期に発見し安全を確保することにつながる」と今回の体験会を企画した。

 この日は民生委員やケアマネージャーら15人ほどが参加。認知症高齢者へ声を掛ける際のポイントなどを学んだ後、高齢者に扮し地域内を徘徊するスタッフを見つけ出し、声を掛けながら二次元コードを読み込み、コールセンターへ連絡するまでの流れを実際に体験した。

 同ケアプラでは今後、体験会の開催機会を増やしていく方針で、「認知症に対する理解度が高く、徘徊している高齢者に積極的に声がけができる地域になっていければ」と話している。また、今回の体験会で出てきた改善点を市などに報告する予定だという。

タイプは2種類

 「見守りシール」は帽子や靴、杖、携帯電話などに貼り付けるものとアイロンで洋服などに付けることができる2種類が用意されている。二次元コードを携帯端末で読み込むとコールセンターの電話番号とID番号が表示され個人を特定。コールセンターから事前に登録されている情報をもとに家族などへ連絡が入る仕組みとなっている。

 認知症高齢者対策で警察や行政機関が連携する「認知症高齢者等SOSネットワーク」への事前登録と迎えに行ける家族らがいることが登録条件で、区役所または地域包括支援センター(地域ケアプラザ)で申し込みができる。

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

国大生が子ども食堂

県営笹山団地

国大生が子ども食堂 教育

地域の「居場所」めざす

6月30日号

バリアフリー化前進

羽沢横浜国大駅周辺地区

バリアフリー化前進 社会

住民提案受け基本構想作成

6月30日号

基本的対策徹底し親睦旅

川島東部連合町内会

基本的対策徹底し親睦旅 社会

「開催できる方法」模索

6月23日号

発足後初のイベント

星川商店会

発足後初のイベント 経済

駅前広場で26日に「縁日」

6月23日号

新球技場整備へ動き

三ツ沢公園

新球技場整備へ動き スポーツ

市が構想案示す

6月16日号

屋上から「いってらっしゃい」

屋上から「いってらっしゃい」 教育

西谷中で修学旅行時の伝統

6月16日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 6月23日0:00更新

  • 6月16日0:00更新

  • 5月26日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2022年6月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook