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保土ケ谷区 社会

公開日:2021.09.23

交通事故
高齢者・自転車関連が急増
8月末までに前年比25件増の283件

 区内で今年1月から8月末までに発生した交通事故件数が、昨年の同時期と比べ増加している。今年は8月末までに区内で283件(前年同時期比25件増)の人身交通事故が発生。特に7月は44件(前年同月比17件増)、8月は35件(同6件増)と夏場に事故件数が急増した。

 高齢者や自転車が関係する交通事故が前年に比べて増加傾向にあるのが特徴だ。高齢者が関わる事故は昨年度の1月―8月期に比べ40・8%、自転車に関連する事故は21・9%増加している。

 こうした状況を受け同署は高齢者宅へ戸別訪問し、反射材を配布しているほか、自転車の安全確保と交通ルール順守の徹底を呼び掛ける運動を展開している。

約4割が二輪車

 山坂が多い地域特性もあり、区内ではバイクを移動手段とする人も多いが、二輪車の事故も依然として多い状況にある。283件のうち106件と、全事故件数に占める割合は37・5%となっている。右折する車両と直進バイクの衝突事故や交差点での出会い頭の衝突が多いという。

道路別発生状況

 道路別の事故発生状況を見ると、国道1号が40件、国道16号が39件、環状2号線が24件。この主要幹線道路3路線で全ての事故の36・4%を占める。

 同署では区内の主要幹線道路に署員らを配し、スピードの出しすぎやすり抜け走行への注意を呼び掛けるプレートを持ちバイクを運転しているドライバーに向けた啓発活動を行っている。

朝、夕に注意

 事故の発生時間帯を見ると午前8時から10時までの間が40件、午後4時から6時の間が48件となっている。日没時間が早まり、夕暮れ時や夜間の交通事故が多くなる傾向にあるため、交通事故から身を守る反射材の活用や交通ルール順守の徹底を呼び掛けている。

 同署交通課の船田和寛課長は「保土ケ谷は交通量の多い幹線道路を抱え、バイクの利用者も多い。一人ひとりが『かもしれない運転』を心がけていただき、交通事故を1件でも減らしていきたい」と話している。

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