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仏向町の森に熱帯昆虫 「アカギカメムシ」見つかる

社会

掲載号:2021年10月7日号

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「カーリットの森」で見つかったアカギカメムシ
「カーリットの森」で見つかったアカギカメムシ

 国内では主に南西諸島に生息する昆虫・アカギカメムシがこのほど、仏向町にある火薬工場跡地を中心とした山林「カーリットの森」で発見された。専門家によると神奈川県内でも数個体しか確認されておらず、横浜市内では発見されたのは初ではないかという。

 アカギカメムシは体長2〜3cmの大型のカメムシで、インドネシアやマレーシア、台湾など熱帯・亜熱帯域に分布している。オレンジ色の胴体に、黄色く縁取られた黒い斑点を散らした模様をしていて、明るい場所に生える樹木「アカメガシワ」の汁を吸うという。

 1990年代から九州や四国、近年は本州の太平洋側でも確認されるようになり、特に今年は北海道などでも見つかっている。神奈川県内では数個体の生息が確認されているが、横浜市内で発見されたという報告は確認されていない。

 「珍虫」を発見したのは、仏向町と旭区市沢町にまたがるこの山林をフィールドに緑地保全活動を行っている市民団体「カーリットの森を守る市民の会」の中村雅雄代表。スズメバチの生息調査のためフィールドに入った9月上旬に、木の葉にとまっている2個体を確認した。

 すぐにカメムシの一種であることは分かったが、笑っている人間の顔のような特徴的な紋様と鮮やかな色彩のこの昆虫はこれまでに目にしたことがなかったことから、「見つけた瞬間は『えっ』となり、興奮した」と話す。2匹を捕獲し自宅に戻り図鑑で調べると、熱帯から亜熱帯に分布するアカギカメムシであることが判明。会のメンバーが標本とし、今後、専門機関に報告する予定だという。

 カーリットの森は、横浜中心部から4Kmの至近距離にありながら、貴重な里山環境が残る約60ヘクタールの土地。県絶滅危惧種指定のホトケドジョウのほか、市内では珍しいフクロウやゲンジボタルなど、1千種近い動植物が生息し豊かな生態系が形成されている。中村さんは「この地で育った個体であれば、温暖化による北上を示す事例として興味深いのでは」と話している。

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