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「皇国葡萄酒」復刻へ一歩 苗木40本を植え付け

社会

掲載号:2022年1月20日号

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ぶどうの苗木を植えるメンバー
ぶどうの苗木を植えるメンバー

 現在の峯小学校の近くにあった「皇国葡萄酒醸造所」で作られていた皇室御用達の「皇国葡萄酒」を復刻させようという市民グループが、新井町の畑でぶどうの栽培を始めた。昨年末に40本の苗木を植え付け、5年後の完成を目指すという。

 保土ケ谷産のジャガイモを原料にした地場焼酎づくりに携わる区民らのグループは、「新たな地場産品を生み出そう」と「横浜市保土ケ谷区産のワインを造る会」を立ち上げ、3年前からワインづくりを進めている。

 現在、区内で唯一、ぶどうを栽培している川島町の農家・三村大輔さんが手掛けたぶどうを原料とした「地場ワイン」作りがスタート。昨年は200本が完売し、今年も醸造予定の300本が予約でほぼ完売状態だという。

 軌道に乗りつつあるプロジェクトだが、生食用のぶどうを原材料として用いることで製造コストが上がり、醸造本数も限られることなど、今後へ向けた課題もあり、醸造元のワイナリーなどに相談。行き着いたのが、自らの手で原料となるぶどうを栽培する形だった。

かつての地場産業

 明治から昭和期にかけて保土ケ谷域にはぶどう畑が点在していた。1902(明治35)年には「皇国葡萄酒醸造所」が建設され、戦前まで「皇国葡萄酒」を製造。ワインづくりは地場産業のひとつだった歴史がある。

 会では保土ケ谷におけるワイン醸造の象徴ともいえる「皇国葡萄酒」の復刻を思案。調査を進め、1942(昭和17)年には30万本以上のワインを醸造していたことや、原材料となるぶどうの品種なども判明した。

 昨年末には新井町の畑に、三村さんの指導を受けながら苗木を植栽。この畑ではかつて皇室に献上された歴史をもつ由緒ある茶葉が栽培されていた。斜面地で水はけが良く、ぶどうの栽培にも適した土壌で、皇国葡萄酒の原材料に用いられていた「アジロンダック」「デラウェア」など、4種の苗木を植え付けた。

 メンバーのひとりで酒販組合の光野司朗さんは

「新井町の畑で栽培したぶどうを使ったワインが完成する予定の5年後は区制100周年となる。この取り組みを通じて、自分たちが暮らす街のことを知っていただける機会になれば」と話し、「我々の活動に賛同して頂ける方がいらっしゃればご協力いただきたい。様々なスキルを活かしながらワインづくりを進めていければ」と話している。問い合わせは同会・大尾さん【携帯電話】090・1803・6686へ。

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