保土ケ谷区 社会
公開日:2022.02.03
仏向小学校
5年生4人が落書き消去
3日かけ公共看板を元の姿に
仏向小学校5年1組の児童4人がこのほど、和田町商店街内の看板に書かれた落書きを消す作業に汗を流した。
4人は「総合的な学習の時間」の授業で商店街界隈を調査。帷子川沿いに設置されている自転車放置禁止区域を示す公共看板に落書きを発見した。
黒色のスプレーで情報を覆うようにイラストが描かれていたため、本来の看板の役割を果たせていない状態で、「自分たちの手できれいにしよう」と決めたという。
看板を管理する市の担当部局に連絡を入れ、自分たちの考えを伝え、インターネットなどで落書きを消す方法を検索。「重曹」を使った落書き除去法をみつけ、3日かけてスポンジや歯ブラシなどを使い、落書きされた塗料を消すことに成功した。
商店街関係者は「落書きがあることで『荒れた街』という印象にもなる。地元の小学生が『もっといい街にしたい』という思いを抱いていてくれることが、頼もしく、そしてありがたい」と話した。
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