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保土ケ谷区版 公開:2022年8月11日 エリアトップへ

和田町商店街協同組合の理事長に就いた 神山 春行さん 和田在勤 57歳

公開:2022年8月11日

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「俺らしく、できる範囲で」

 ○…「色を出そうとすると、ぎこちなくなる。俺らしくみんなに相談しながら、できる範囲でね」。相鉄線和田町駅北側に広がる和田町商店街協同組合の理事長に就き、気負わず、会員の声に耳を傾けながらかじ取りを担う。「何かあれば責任はとる」。男気という言葉が似合う。

 ○…父親が中国料理のコックをしていた影響もあり、「やんちゃだった」少年は中学卒業後に調理師専門学校に進学。料理のいろはを学んだ後、一流といわれた中華料理店の門を叩いた。リーゼントを横分けに、派手な服を封印し面接に臨み、料理人としての第一歩が決まると自宅のカレンダーに「初出勤日」を記した。その日、意気揚々と調理場の門を開くとスタッフらの強い視線が。カレンダーに記した初出勤日が間違っていた。「ロッカーはあっちにあるから着替えてこい」。過ちを叱りつけるでもなく、小言を言うでもなく迎えてくれた料理長の心意気に触れ、心を入れ替え修行の日々をスタートさせた。

 ○…商店街の一大イベント「和田地蔵まつり」はコロナ禍で今夏も開催中止を決めた。加盟店を巡り、声を聞き、悩む日々を過ごした。「寝れない日が続いた。商店街の人たちの顔が浮かんでね。子どもたちもこの2年半、我慢している。大人のエゴで推し進めることはできない」。引き締まった表情から英断だったことを伺わせる。

 ○…中華街の名店などで修業を重ねた後、16年前に和田に中華をベースにした食堂を開店。夫婦2人で切り盛りする繁盛店となった。営業時間の合間を見て店前に出て来街者に声をかける。どこか古き良き時代の商店街の光景がそこにある。トレードマークの黒いコック服を着込み、きょうも街の将来を思案する。

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