保土ケ谷区 教育
公開日:2022.11.10
卒業生が式典に華添える
最強市民ランナーや囃子保存会
今年5月1日の開校記念日で創立60周年を迎えた西谷中学校。10月22日に行われた記念式典では、市民ランナー・山口遥さんによる記念講演や川島囃子保存会によるお囃子の披露など、卒業生が祝いの場に華を添えた。
式典会場となった体育館には、3年生約150人が出席。1・2年生は各教室で中継映像を見守った。
入場する生徒たちを出迎えたのが、地元の伝統芸能・川島囃子保存会。自らも卒業生の三村守会長が鉦を鳴らしながら、2体の獅子が歯を鳴らして生徒たちを祝った。式典の中でも囃子に合わせておかめやひょっとこが登場し、場を沸かせた。
式典のメイン行事は、同校陸上部出身の市民ランナー、山口遥さんによる記念講演。現在35歳の山口さんは、昨年の東京パラリンピックでは視覚障害ランナーの伴走者を務め、今年8月の北海道マラソンでは優勝。パリ五輪の代表選考レースの出場権を獲得するなど「最強市民ランナー」の異名で知られている。
山口さんはトレードマークの笑顔を終始見せながら「自分が『これのためなら努力できる』というものを見つけ出して、自分を信じて堂々と怖がらずにやってみてほしい」と後輩たちに呼びかけた。
このほか、式典ではマーチングバンド部やギター部、空手部の生徒による発表も行われた。
実行委長は1期生
記念事業の実行委員長を務めたのが、1期生の三村利明さん。式典の中でも開校当時の思い出を語った三村さんは「この先どんなに環境が変わろうとも、西谷中は先生・地域・PTA・同窓会が一致協力して、困難を乗り越えられると信じています」と話した。
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