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保土ケ谷区 トップニュース教育

公開日:2023.03.02

瀬戸ケ谷小5年生
地元の魅力サイダーに
総合的な学習で制作

 瀬戸ケ谷小学校の5年生の児童76人が「総合的な学習」の授業で地元の魅力を紹介したオリジナルサイダーを完成させ、2月22日に狩場町東部自治会館で限定販売した。今後はユーコープ永田店(南区永田北3の3の8)の店頭にも数量限定でサイダーが並ぶ予定で、3月末までに販売益の活用法を決める計画だという。

 児童自らが課題を設定し、課題解決に向けて情報を収集・整理したり分析する探究学習科目「総合的な学習の時間」で同小の5年1組は「地域の魅力発信」、2組は「SDGs」をそれぞれテーマに春先から学びを進めてきた。

 昨年10月に西区浅間町でガラス瓶のリサイクル事業などを行う(有)マルニ商店の栗原清剛さんが同校を訪れ出前授業を実施。ペットボトルが海洋汚染につながっていることや地域とコラボレーションして作ったラベルを貼ったガラス瓶に入ったサイダーを販売した事例などを紹介した。

2学級合同で

 ラベルに魅力をデザインすることで「地域の魅力発信」ができ、ガラス瓶なので再資源化が可能で「SDGs」の考え方にも即していると、両クラスの児童は合同で、オリジナルサイダー製作に挑戦することを決定。在校生や保護者、地域住民に「瀬戸ケ谷の魅力」についてアンケート調査を実施するなどし、自分たちが暮らす地域を探求してきた。

 完成したサイダーのラベルには「豊かな自然」や「学校の正門にあるヒマラヤ杉」「丘の上からの景観」など、アンケート調査などをもとに「瀬戸ケ谷の魅力」がイラストや文章でまとめられている。

長蛇の列

 地域に暮らす多世代の住民が集まり夕食を囲む場として2019年から始まり、月に1度のペースで開かれている「みんなでキッチン」の開催に合わせたこの日の販売会では、販売開始を前に地域住民や児童らが列を成す盛況ぶり。

 5年生の「瀬戸ケ谷への思い」が詰まったオリジナルサイダーを買い求め、用意した240本はほぼ完売した。児童の一人は「たくさんの人に集まってもらって嬉しい。サイダーを飲んでもらって、瀬戸ケ谷をもっと好きになってもらえたら」などと話した。

 今後はこの日の販売会や校内での販売などで得た収益金をどう活用していくかを授業で決めるという。

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