神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2023年6月29日 エリアトップへ

「ごうど市」3年ぶり復活 保土ケ谷駅東口で2日に開催

経済

公開:2023年6月29日

  • X
  • LINE
  • hatena
再開をめざし5月に行われた「宿場市」
再開をめざし5月に行われた「宿場市」

 江戸時代から昭和20年代まであった旧東海道の宿場市をルーツとする「ごうど市」が3年ぶりに復活する。今春開所した保土ケ谷駅東口の「リプラ保土ケ谷」内地域交流スペースに会場を移し、7月2日(日)に開かれる。

 保土ケ谷宿の歴史に詳しい岩井町のそば店・桑名屋店主の近藤博昭さんによると、「ごうど市」は神明社=神戸町=の氏子たちが江戸時代中期に始めたものと言われている。12月28日の一日限りで開かれ、年越しの市として神棚や掃除道具などが売られ、近郊からも訪れる人がいたという。

 ごうど市が現代によみがえったのは2013年。近藤さんらによる区内で活動する市民団体「ほどがや人・まち・文化振興会」が主催し「宿場朝市ごうどいち」の名称で月1回程度、旧東海道沿いでもある保土ケ谷駅西口商店街の一角で地場野菜や地元名産品の販売が行われていた。

 しかし次第に商店主の高齢化や廃業に伴うスタッフの減少が課題となり、追い打ちをかけるように新型コロナウイルス感染症が拡大。2020年3月からは活動を中断していた。

 再開を模索する中で、岩井町のコワーキングカフェ「KIKCAFE(キッカフェ)」で活動する大学生ボランティアたちが活動に名乗りを上げ、新たな形で再開への道筋がついた。

 「もう終わりかなと思っていたが、若い学生たちが協力してくれることになり気持ちも前向きになった」と近藤さん。

 再開をめざし、今年5月には「宿場市」の名称で旧県税事務所跡地のリプラ保土ケ谷で販売を実施。当日は大雨だったものの、再開を待ち望んだ人でにぎわいを見せた。

 今回は農家直送の新鮮野菜の販売のほか「ミカミのコロッケ」でおなじみ霞台の見上商店や和菓子店、弁当店なども出店予定。このほか近藤さんによる保土ケ谷昔ばなし(午前10時30分〜・11時〜)や保土ケ谷宿の再現模型の展示などもある。

 今後は年数回の開催を予定しており、近藤さんは「年齢を問わず交流の場として、保土ケ谷の道の駅のような存在になれば」と期待を寄せる。

 開催時間は午前10時から正午までで、小雨決行。問い合わせは桑名屋【電話】045・331・0233へ。

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

茶栽培の歴史 後世へ

新井町

茶栽培の歴史 後世へ

地元の児童が新茶摘み

5月16日

川島町の林縁に大輪

準絶滅危惧種「カザグルマ」

川島町の林縁に大輪

市内唯一の自生地

5月16日

家庭との連絡法を統一

横浜市立学校

家庭との連絡法を統一

アプリ活用で新システム

5月9日

はしご酒でほろ酔い

天王町商店街

はしご酒でほろ酔い

今週末 「ちょい呑みフェス」

5月9日

区制100周年へ第一歩

区制100周年へ第一歩

実行委員会立ち上がる

5月2日

「後輩のために」20年

西谷中同窓会

「後輩のために」20年

今年も支援金を寄付

5月2日

あっとほーむデスク

  • 5月16日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook