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保土ケ谷区 文化

公開日:2023.08.17

地元の守り神「地蔵様」
有志らが花を生けるなど「お世話」

  • 地元の守り神として崇められ、地元有志や世話人会が花をいけたり酒を手向けたりする和田地蔵(上)・24日には真福寺の住職を招き祈祷を上げる(右)

 相鉄線「和田町」駅周辺で夏休みも終盤となる8月23日(水)、24日(木)の2日間にわたり開催される「地蔵まつり」。歴史ある名物行事として親しまれているこのまつりは、和田町駅から国道16号へ向かう通りの脇にある「和田地蔵尊」に所縁がある。

 駅から16号へ向かい帷子川に架かる和田橋を渡り川に沿い伸びる道を左へ。10メートルほど歩くと赤い屋根の建屋が見えてくる。掲げられた提灯には「和田地蔵尊」と記されている。

 地元住民の間では「地蔵様」と呼ばれている和田地蔵が建立されたのは元禄2(1689)年。阿弥陀像の庚申塔で和田町では昭和初期まで庚申講が盛んだったと言い伝えられている。

 今では地元の守り神として崇められ、地元有志や世話人会が花をいけたり酒を手向けたりと、「お世話」をしている。地蔵菩薩の命日に合わせ催される祭りは地元商店街が中心となり催され、地蔵尊周辺は1年の間で最も多い人出で賑わいを見せる。

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