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保土ケ谷区 トップニュース教育

公開日:2023.09.07

ソーシャルサーカスを体験
上菅田特別支援学校の生徒ら

  • ジャグリングを体験する生徒

 肢体不自由の程度が比較的軽い児童生徒が通う市立上菅田特別支援学校の高等部生徒らが8月31日、「ソーシャルサーカス」と呼ばれるサーカスの道具を用いてコミュニケーションを行うプログラムを体験した。

 このプログラムは(社福)横浜市リハビリテーション事業団の主催で行われたもの。

 新しいことへの挑戦や他者との交流を通して問題解決能力やコミュニケーション能力などを育むことで、障害者の社会参加促進につなげていくことを目的としている。市内を拠点にソーシャルサーカスの活動を行っているNPO法人のスローレーベルのトレーナーらが講師を務めた。

 この日は高等部の生徒62人が3回に分けてソーシャルサーカスを体験した。まずはトレーナーたちがジャグリングなどの技を披露すると、生徒たちからは「すごいすごい」と歓声が上がった。

 その後は生徒たちが皿回しやディアボロ(中国ゴマ)など、やりたい道具を使っての曲芸に挑戦。車いすに乗りながらも器用にバランスを取って皿回しやジャグリングを成功させると笑顔を見せていた。

 新体操でも使われるリボンに挑戦し、大きな輪を描いていた黒野小春さん(1年)は「昔似たおもちゃで遊んだことがあったので出来ました。次は他の道具でもやってみたいなと思いました」と意欲を見せていた。

 プログラムを終えたスローレーベルの東野寛子さんは「ソーシャルサーカスは立場が皆フラットになるのが魅力。いつもと違う関係や環境に興味を持ってもらえたら」と話した。

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