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保土ケ谷区 トップニュース文化

公開日:2023.10.05

4年ぶりに「宿場まつり」
保土ケ谷駅西口周辺で8、9日

  • 保土ケ谷駅で乗降客らにまつりの開催を告げるプログラムを配布する「宿場ちゃん」=9月30日

  • 出店へ向け準備する児童

 宿場町の賑わいを今に伝える「保土ケ谷宿場まつり」が今週末の10月8日(日)・9日(祝)に保土ケ谷駅西口周辺を会場に開かれる。30回を超える街の風物詩が4年ぶりに復活。有志で構成される実行委員会の準備も大詰めだ。開催時間は8日・9日ともに午前11時から午後5時まで。

 当日は旧東海道にあたる保土ケ谷駅西口商店街・保土ケ谷駅西口さつき会の通りを通行止めにし「ござ市」として模擬店が出店するほか、保土ケ谷税務署・タカオクリニック前のステージでは区内外の団体がパフォーマンスを披露する。

 近隣のイコット広場では「ほどがやキッズ村」と題し、保土ケ谷小学校の児童が企画した昔遊び体験や、瀬戸ケ谷小5年生によるサイダーの販売(9日のみ)、旧東海道の歴史を学べる展示などが用意されている。

有志が運営支える

 江戸時代に栄えた保土ヶ谷宿の姿を伝えようと1990年に始まった「宿場まつり」。当初、行政からの補助金もあり潤沢な予算の中で運営されてきたが、徐々に助成が縮小され15年ほど前には実質的な運営が地元商店街から実行委員会に移行。有志が中心となり運営を支えていた。

 そうした中でコロナ禍を迎え、3年間、開催は中止に。今回新型コロナの5類感染症移行を受けて、実行委がまつりの実施を決定。6月から出店者募集など準備を進めてきた。

 実行委では今回からLINEを使い、準備情報を共有。グループの参加者は約60人。先週末に保土ケ谷駅前で行ったまつりのプログラム配布やイコット広場の草刈りも、それぞれ参加者を募り有志が駆け付けた。萩原繁夫副会長は「当初はまつりの縮小案も出ていたが、多くの人が参加を名乗り出てくれて例年の規模で開催できるようになり、うれしい」と話す。

保土ケ谷小児童も協力

 協力団体のひとつが保土ケ谷小学校の児童たち。イコット広場では3年生、6年生が出店する。保土ケ谷の歴史を伝えることをテーマにしたくじ引きや射的、紙芝居、ぬり絵コーナーなど、多彩なブースを設ける。

 「総合的な学習の時間」を使い夏休み前から準備を進めてきた。3年生の児童のひとりは「せっかくの宿場まつりなので、宿場とか保土ケ谷の歴史のことを少しでも知ってもらいたい」とゲームの景品となる歴史カードの制作を進めながら話した。

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