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公開日:2023.11.30

今井小学校学援隊
登下校見守り 県から表彰
通学路で年間およそ200日

  • 横断歩道を渡る児童を誘導する「今井小学校学援隊」の細川隊長

 今井小学校(松永史郎校長)の児童が登下校する時間帯に通学路に立ち見守り活動を行っている「学援隊」(細川泰秀隊長=人物風土記=)が今年度の神奈川県交通安全優良学校・功労団体・功労者として表彰された。隊発足から12年、夏休みや冬休みを除く平日、7人ほどのメンバーが通学路に立ち、同校の児童や近隣の県立商工高校に通う生徒らの安全を確保している。

 地元住民らが協力し、登下校の時間に合わせて通学路に立ち、交通安全や防犯面のほか、通学中のマナーなども指導している「今井小学校学援隊」は、2010年に設立された。朝夕の交通量が多く、児童の通学路となっている今井街道を中心に、現在は7人ほどのメンバーが毎日、交差点などに立ち、児童らの登下校を見守っている。

 「おはよう」「いってらっしゃい」「気をつけて」。隊の創成期から活動に参加し、現在は隊長を務める細川さんは、往来する車両に合図を送りながら、横断歩道を渡る児童らに積極的に声を掛け、子ども達の安全を確保するのが毎朝の日課だ。

 活動は年間200日ほど。「元気がない子がいないか、体にあざがあったりする子はいないか」―。声を掛け登校を見守りながら、子ども達のようすに目を配る。毎日、同じ場所に立っているからこそ、ちょっとした違いに気が付くこともあるという。

 発足当初は50人ほどが会員として登録していたが、現在は15人ほどで活動。毎日、通学路に立つのは7人ほどで、その多くが70代。「子ども達を見守る活動だが、逆に元気をもらうこともしばしば。今回の表彰はメンバーにとって大きな励みになるはず」とした上で、「メンバーの高齢化が進んでいる。活動を続けていくには一緒に活動していただける人の輪を広げていきたい」と話した。

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