保土ケ谷区 トップニュース社会
公開日:2023.12.21
自転車・バイク盗多発
警察は「複数施錠」呼びかけ
保土ケ谷区内で秋口から自転車やバイクの盗難被害が急増している。保土ケ谷警察署では年末年始を「特別警戒」期間とし、犯人検挙に力を入れるとともに自転車の「複数施錠」などを呼び掛けている。
保土ケ谷警察署によると、今年11月末までに区内で発生した自転車盗は109件。昨年同時期より21件多く、そのうちの半数以上が無施錠だったという。
同様にオートバイが盗まれる被害は45件発生。昨年同時期よりも19件多く、4割はエンジンキーを挿したままで盗まれてしまったという。
区内では自転車盗が10月ごろから急増。オートバイ盗に関しても前年の被害を上回る月が続いている。県下全体でも今年に入り11月末までに自転車盗で1万件以上、オートバイ盗で1400件を超える被害が起きているという。
保土ケ谷警察署生活安全課の担当者は「コロナ禍と比べて人流が戻った影響もあるが、それにしても多い件数。緊急対策していきたい」と話す。
子ども用自転車が盗まれる被害も多く、すでに区内の学校を通じて注意喚起のチラシを配布。更に12月15日から始まった年末年始特別警戒に合わせて、区内の自治会町内会や防犯キャンペーンの場などでも警戒を呼び掛けている。
実際に被害に遭わないためにはどうすればいいか。同担当者は「犯人は時間がかかる犯行を嫌がります」と指摘。
具体的には自転車の場合、鍵を複数掛けたり自宅で保管する際はカバーを掛けるなど、オートバイは少しの時間でも車両から離れる際にはエンジンから鍵を抜いておくことを勧めている。
(件数等はいずれも暫定値)
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