ほどがや市民活動センター「アワーズ」で5月25日、植物で直射日光を遮るグリーンカーテンを作る計画が始まった。アワーズが同所で活動する園芸団体「グリーンボックス」と共に行う取り組みで、植物の生育を通じた住民交流が目的。この日はカーテンの材料になる植物の種と苗をプランターに植えた。
グリーンカーテンは、ゴーヤなどのつる性植物を建築物の外側に生育させて作る。直射日光を遮ることで室内温度の上昇を抑え、冷房にかかる電気代の節約や二酸化炭素の排出抑制につながる。
アワーズとグリーンボックスは昨年、フウセンカズラなどでグリーンカーテンを設置。植物を育てる中で生まれる交流の裾野を広げようと、今年は住民参加型のプロジェクトとして、5月から第4土曜日にプランターを手入れする機会を設けることにした。
25日、参加者はグリーンボックス代表の玉木ゆう子さんにレクチャーを受け、プランターにヘチマ、ヒョウタン、オカワカメの種と苗を植え付けた。参加者の川越純子さんは「玉木さんから植物の育て方に関する専門的な知識を教わり勉強になった」と話し、交流を楽しんでいた。グリーンカーテンは8月〜9月ごろに完成予定で、育った植物は参加者にプレゼントされる。
次回の活動は6月22日(土)午前11時30分〜正午。参加費無料で申し込み不要。軍手を持参。アワーズは「地球温暖化などの環境問題について関心を示してほしい」といい、毎月第2・4土曜日に実施している地域清掃とともに参加を呼び掛ける。問い合わせは同所【電話】045・334・6306。
活動促進に期待
グリーンボックスは、2013年に結成。保土ケ谷区の補助金を活用し、これまでに多世代に向けた園芸教室などを開き、地域のにぎわいづくりを担ってきた。しかし、近年はメンバーの高齢化もあり活動が縮小。最盛期に15人いたメンバーは、現在半数以下に減った。
こうした中、同団体は「今回のプロジェクトが活動促進につながるのでは」と期待を寄せる。玉木さんは「自然と触れ合うことで得られる楽しさを皆さんにお届けしたい」と話す。
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