保土ケ谷区がこのほど、令和7年度の区運営方針を発表した。昨年度に続き、区制100周年を迎える2027年と同時期に開催される「GREEN×EXPO 2027」を見据え、「『いつまでも住み続けたいまち ほどがや』を未来へ」を基本目標に掲げる。市中期計画の基本戦略「子育てしたいまち 次世代を共に育むまち ヨコハマ」の実現に向け、保土ケ谷区の魅力をさらに高め、「訪れたいまち」「住み続けたいまち」を未来へつないでいく。
区は4つの柱を掲げ、目標達成に向けた具体的な施策を展開する。
誰もが健やかに暮らせるまちづくり
『子どもから高齢者まで誰もが健やかに暮らせるまちづくり』では、妊娠期から学齢期までの切れ目のない支援を充実させ、地域と連携した子育て支援を強化する。
「ほどがやhappy子育て〜妊娠期からの安心サポート〜」として、新たに小学校生活を迎える児童の保護者の不安解消を目的としたセミナーの開催のほか、「こどもが主役!地域の魅力体験事業」では、神奈川フィルハーモニー管弦楽団とのワークショップや横浜国立大学、横浜FCとの連携事業、農業体験教室などを開催し、子どもたちの体験・交流の場を広げる。健康増進や高齢者支援にも取り組み、「輝けシニア!2025事業」として、認知症サポーター養成講座の開催や介護予防・健康づくりに取り組む団体への支援を行う。
暮らしの安全・安心の確保
『暮らしの安全・安心の確保』では、地震防災戦略に基づき、地域防災力の強化、将来の地域防災の担い手育成、危機管理体制の強化を進める。
「災害対策推進事業」として、崖地所有者向けの相談会や区内小中学校での出前授業、若者向けの啓発動画作成などを実施し、「ほどがや環境にやさしいライフスタイル推進事業」として、環境にやさしいライフスタイル浸透に向けた講座やイベントの開催など、脱炭素化に向けた啓発にも取り組む。
つながり・支えあいの推進
3つ目の柱『つながり・支えあいの推進』では、「第4期保土ケ谷ほっとなまちづくり(区地域福祉保健計画)」を推進しつつ、第5期計画の策定を進める。また、地域活動の活性化に向け、自治会町内会におけるデジタル活用や担い手の発掘・育成を支援し、多文化共生のまちづくりを推進する。
「地域におけるデジタル活用推進事業」として、研修会やワークショップの実施、情報伝達アプリ導入支援などを行う。
魅力と賑わいのあるまちづくり
4つ目の柱とする『魅力と賑わいのあるまちづくり』では、区制100周年に向けて、区民と協働で事業を推進する。
「区制100周年事業」では、実行委員会との協働による「こども・魅力・つながり」をテーマに活動する団体への支援、公式マスコットやロゴマークの活用による機運醸成、「ほどがやの百選」の選定、区の歌の普及啓発などを行う。
「GREEN×EXPO 2027」連携事業「花薫るきれいな街ほどがや事業」としてほどがやフラワーメイトと協働した花壇づくりなどを行う。
区の担当者は、「100周年まであと2年。具体的な取り組みを加速させていきたい」とした。
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