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保土ケ谷区 教育

公開日:2025.06.12

学校法人初音丘学園70周年 特別企画
3世代で思い出語る
卒園生特別対談

  • 左から佐藤絵理さん、由芽さん、礼旺くん、福澤康弘さん

 区内初音ケ丘の学校法人初音丘学園は今年、創立70周年を迎えた。この機会に3世代に渡って同法人が運営する初音丘幼稚園を卒園した福澤康弘さん(1958年卒/岩崎町在住、73歳)、佐藤絵理さん(92年卒/法泉在住、39歳)、佐藤由芽(ゆめ)さん(2020年卒/初音が丘小6年、11歳)、佐藤礼旺(れお)くん(24年卒/同小2年、7歳)にインタビューを行い、在園時の思い出などを語ってもらった。

 ──在園時に一番印象に残っている思い出は何ですか?

 康弘さん「当時は、私の家が山の上にあって、毎朝園長先生と副園長先生が迎えに来てくれて、手をつないで一緒に通園したことを覚えています。今では3年保育が主流ですが、当時は1年保育でした。近所では、自分と同じ年齢で幼稚園に通わない子が多かったので『どうして自分だけ行くのかな』と思っていました。以前は今と違って幼稚園も小さかったので、運動会の時のかけっこは直線距離が短かったことを覚えています。数年前に家の中を整理した時に、私の父親が撮影したのだと思いますが運動会や学芸会の白黒写真が出てきました。母親に学芸会で和尚の役をして発表中に転んでしまったことをよく聞かされました。また、園のたよりや94号と書かれた修了証書などが出てきました」

 絵理さん「幼稚園での思い出は、友だちと先生と遊んだことを覚えていて、今でも園庭にあるビワの木に実が成ると、砂場の道具などを使って必死に取って、その場で皮をむいて食べて『また出てくるかな』と言いながら種を土に埋めるなど、遊びながら楽しんだことを覚えています。揺れるはしごが大好きで、ジャンプをしたり横に揺らしたりしながら遊んでいました」

 由芽さん「年長の時にやったコマ回し大会では、最初は回せなかったけど、ママにコツを教えてもらって回すことができました。クラスで1位になれた時はめっちゃうれしかったです。学年のグランドチャンピオンを決めるクラス対抗のコマ回しでは負けちゃって泣いたことを覚えています。横浜ランドマークタワーまで歩いたことが思い出に残っていて、途中疲れてしまったけど、1人の男の子が木の棒で引っ張ってくれて到着できました。その後、みんなでカレーを食べておいしかったです。お泊り会ではみんなで銭湯に行って一列に並んでみんなの背中を洗ったことを覚えています」

 礼旺くん「コマを1回で回すことができたらもらえるシールをいっぱいゲットして、練習してグランドチャンピオンになってうれしかった。(由芽さんの)かたきを取れてうれしかった。それとヘビに変身したボディペインティングが楽しかった」

 ──3世代で初音丘幼稚園を卒園したことについてどのようなお気持ちですか?また、現在の園とのつながりなどを教えてください。

 康弘さん「私には3人の娘がいるんですが、みんな初音丘幼稚園に通わせました。やっぱり自分が通って楽しかった思い出が多く残っていますし、地域に根ざした幼稚園だということが大きな理由ですね。もしも孫が将来結婚して近くに住んでくれたら4世代で初音丘幼稚園卒園になるかもしれませんね。少子化で運営が大変な部分があると思うけれど、この先80年、100年、それ以上に発展していってほしいと思っています。できる限りのことは協力をしたいと考えていますが、妻は初音丘学園が運営するアフタースクールのスタッフとして関わっています。そういった面でも、今後も関わっていきたいですね」

 絵理さん「娘が自分と同じ制服を着た姿を見た時は、すごく可愛くて、嬉しかったです。自分が当時実家の前で写真を撮ったことを覚えていたので、同じスタイルで写真を撮りました。園舎が変わったりもしたけど園訓の『じょうぶな体 やさしい心 やる気のある子 がんばる子』を言った後に『エイエイオー、エイエイオー』と言う娘の姿を見た時には、『自分の時もよく言ってたなあ』と思い出しました。私は泥だんごを作ったり汚れながら思いっきり遊びましたが、子どもたちが園から帰ってくると『今日は友だちと〇〇した』や『先生と〇〇した』と楽しそうに話す姿を見て、令和の時代になっても変わらず受け継がれていることが嬉しかったです」

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