市立保土ケ谷中3年の比嘉盛仁くんが、6月1日に相模原市民会館で開催された第46回全国中学生選抜選手権将棋大会の神奈川県予選で優勝し、県代表として8月に山形県で行われる全国大会へ駒を進めた。比嘉くんは2年連続で全国大会出場を決め、「出場するからには優勝したい」と意気込みを語る。
日本将棋連盟神奈川支部連合会が主催の神奈川県予選・男子の部は29人が出場。予選は2勝通過2敗失格方式で実施された。比嘉くんは黒星を付けることなく2連勝で決勝トーナメントに上がった。決勝トーナメント初戦で、以前通っていた将棋クラブの友人と対戦する場面もあったが、見事に勝利。その勢いのまま勝ち進んだが、準決勝の対局では序盤は順調だったものの、終盤になりヒヤヒヤする展開があったという。「上手く粘れた」と話す通り、苦戦しながらも決勝へ。決勝で完勝し、2年連続で全国への切符をつかんだ。
小学2年で父に勝利
比嘉くんが将棋を始めたのは小学校入学前。父親にルールを教えてもらいながら覚えたという。「小学2年生の頃にハンデなしで父親に勝てた時はうれしかった」と振り返る。現在通っている「横浜やんけ将棋道場」(西区)では五段の腕前だ。ここ数年、週末は将棋道場に足を運び、平日はアプリでプロ棋士の対局を見るほか、オンライン将棋を数局指す程度だという。
初出場となった昨年の全国大会では予選を通過したが、決勝トーナメントの初戦で惜敗した。全国大会は8月2日から山形県で開催される。
比嘉くんは「県予選はあくまで通過点だと思っている。昨年のリベンジを果たしたい。終盤に力を発揮する持ち味を継続しながら、大会までに序盤や中盤での力を付けたい。出場するからには優勝を目指したい」と雪辱に燃える。
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