市立新井小学校前の畑で、同校児童が野菜の栽培や収穫体験などを行う学習菜園「ダッシュ畑」の維持や管理に取り組む活動が20年以上続いている。ダッシュ畑の小林義明代表=人物風土記で紹介=は「子どもたちが収穫時に喜んで作業してくれている。見ているだけでこちらも元気をもらえる」と話す。
ボランティアグループ「ダッシュ畑」は、新井小学校学習応援隊として学校・地域コーディネーターを中心に活動。同校では、登校時の見守りを行う「見守り隊」や図書館で読み聞かせを行う「もこもこさん」「中休みお話会」などのグループがある。
ダッシュ畑が活動するのは、学校の前に広がる道路拡張予定地の畑(約2200平方メートル)。同校が横浜市から学習用菜園地として借りており、男性8人と数名の女性がメンバーで管理している。畑では主にジャガイモ、サツマイモ、大根を栽培。児童は野菜の苗植えや収穫体験を行っている。
6月12日には畑でサツマイモの苗植えが行われた。児童たちは畝の間に一列に並び、ダッシュ畑のメンバーの指導を受けながら苗を植えて土を被せた。
個別支援学級の区画ではピーマンやオクラ、ナスなどの野菜も栽培しており、担当する浜谷晴夫さんによると、昨年収穫した大根を同校の教職員に販売し、その費用でサツマイモを購入。ドラム缶で焼いた焼き芋を児童に振る舞ったという。サツマイモは10月末から11月上旬に収穫を予定しており、「今年も焼き芋をしたい」と語る。
同校の赤羽博明校長は「ボランティアメンバーの皆さんには、子どもたちが畑で土に触れ、生育や収穫の喜びを学ぶという新井小ならではの学習を長年に渡って下支えしていただき感謝している。今後も学校として大切にしていきたい」と話し、「この活動に協力していただける方からのご連絡をお待ちしている」と呼び掛ける。
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