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保土ケ谷区 教育

公開日:2025.07.17

水泳授業、無事に実施
ホウトク 今井小に場所提供

  • 児童をバスに誘導する森下さん

 横浜市立今井小学校の水泳の授業が7月7日から、保土ケ谷区内のスイミングスクール「スポーツプラザホウトク左近山」で始まった。同校が民間施設を借りて水泳の授業を行うことは、創立145年の歴史で初めて。

 昨秋、今井小は同校プールに漏水などの不具合を確認。修繕を検討したが、約1千万円もの費用がかかることが分かった。

 同校は横浜市教育委員会を通じ、同スクールにプールを借用できないかを相談。スクール側は快く承諾し、スクールバスの運転手・森下豊次さんらが児童を送迎している。保土ケ谷区内の小学校では、これまでに藤塚小が水泳の授業で同スクールを利用しているが、送迎を含めた協力は今井小が初めて。

 授業は室内プールで行われるため、天候に左右されずに実施される。今井小の教員が児童を指導し、同スクールのインストラクターが補助に入って見守る。同スクールの杉田瞳施設長は「地域の役に立ちたいという思いが強い。子どもたちが安心して泳げるように努めたい」と話す。

 プールの老朽化や水質管理を任される教員の負担軽減などを理由に、全国の公立小中学校で水泳の実技授業を廃止する動きが見られる。教育現場では、少子化による財政状況の悪化でプールの修繕が難しいという声も上がっている。今井小の松永史郎校長は「児童は、水泳の授業を楽しみにしている。ホウトクさんで授業ができてうれしい」と感謝の気持ちを示す。

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