保土ケ谷区 社会
公開日:2025.09.11
県商工技術研究部
「メカモグラ」で全国入賞
競技知名度向上の一手に
県立商工高校技術研究部の平田梁さん、五山羽(う)麗(らら)さん、大累漱太さん(いずれも2年)が8月24日に山形県で行われた「第4回メカモグラ全国大会」のオープン部門に出場した。平田さんが4位、五山さんが5位入賞し、大累さんも勝利を挙げた。
メカモグラは配管内を点検するパイプロボットをもとに作られたもの。2人が同時にコントローラーでメカモグラをスタート地点から操作し、直径7・5cmのパイプで作られた全長30mのコースを先に抜け出した人が勝ちという競技が各地で行われている。
競技はメカモグラの一部改造が不可で高校生以下が出場できるノーマル部門と、改造が自由で年齢制限のないオープン部門に分かれて実施。大累さんは山梨県大会で優勝、五山さんは準優勝、平田さんは神奈川県大会で準優勝という戦績を残すなどして、全国大会に駒を進めた。
全国大会はトーナメント形式で行われ、3人はシードで登場。大累さんは機体トラブルにも見舞われたが、記念すべき1勝を挙げた。その後、平田さんと五山さんの機体のメンテナンスを手伝うなどしてサポートした。平田さんは「3位決定戦で負けたが、持っている力は出せた」とすがすがしく振り返り、五山さんは「緊張で手元が狂ったが、最後まで強気のレースができて良かった」と笑顔で話した。
3人は「自分たちが大会で結果を残すことで競技の知名度向上に貢献できるはず」と話し、今後も練習に取り組む。
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