保土ケ谷区 文化
公開日:2026.01.01
随流院
近代教育の灯がここに
「川島小発祥の地之跡」碑
帷子川西側の山裾に位置する寺院・隨流院。
創立150周年という節目を迎えた川島小学校の原点がここにある。「川島小学校発祥の地(川嶋学舎)之跡」と刻まれた石碑が境内に建立され、川島地域の学び舎の源流とも言える場所だ。
明治5年8月3日に近代学校制度の基本法令「学制」が公布された。この当時、川島地域での教育は、川島村隨流院と現在の旭区西川島町に位置する隨流院の分院・禅導庵で、寺子屋教育が行われていた。隨流院では川島村、上星川村の子どもたちに対し「読」「書」「算」を、禅導庵では「読」「書」を川島原、笠、中田、逆田方面の子弟に教授していたという。
明治6年に川島小学校の前身「川嶋学舎」が設立。寺子屋で教えていた隨流院の住職・平野泰淳氏が教師として公認され任に当たった。児童数は明治7年の記録によると46人。
「学舎」は明治8年に「学制」に従い、「川島学校」が創立・開校するまでの間、この地域における近代教育の発展に大きな役割を果たした存在と言える。
就学率は3割満たず
「学舎」に変わりこの地の教育を担った「川島学校」は現在の川島町公園の地に開校。明治10年当時、村には学校に通える年齢の子どもは133人いたという記録が残されているが、児童数は37人(男子30人・女子7人)。学費などの面で通えなかった子どもも多かったようだ。
今から、20年前、同校が創立130周年を迎えるにあたり、地元の教育活動発展の歴史を刻んだ「川島小学校発祥の地(川嶋学舎)之跡」と刻んだ石碑が地元有志らの手により、隨流院の境内に建立されている。
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