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公開日:2026.09.24
羽沢南上星川 地域の新たな足に AI活用した乗合交通導入
神奈川区と保土ケ谷区にまたがる羽沢南・上星川地区で、新たな移動手段として、10月1日(木)からAIオンデマンド交通「ふらっと羽沢・上星川」の運行が始まる。利用者の予約リクエストに応じてAI(人工知能)が最適なルートやスケジュールを計算して運行するサービス。昨年4月に開始した「みんなのおでかけ交通事業」を活用したオンデマンド交通の運行は、「あおばGO!」「のるーとTSURUMI」に続き市内で3例目。
対象となる羽沢南・上星川地区は山坂が多く、中心部付近は羽沢横浜国大や上星川といった鉄道駅やバス停からも距離があるため、高齢者は徒歩での移動が困難であるなどの問題が背景にある。加えて、公共交通圏域外の場所があるにもかかわらず、狭い道路が多いため路線バスの運行も難しいなどの課題があった。
そうしたことから市は同地域での新たな移動手段として、利用者のニーズに応じて柔軟に運行する乗り合いの公共交通機関であるオンデマンド交通の導入を検討。地元説明会などを経て、実証運行を開始する運びとなった。市地域交通推進課は「運行する地域は高低差の大きい地形に住宅地が広がっており買い物や通院など日常生活圏の移動に不便を抱えている方が多い。そうした方々の移動課題を解決し、少しでも出かけやすい環境を整えていけたら」と話す。
「ふらっと羽沢・上星川」は、決まった路線や時刻表に従って運行する従来の路線バスとは異なり、利用者の予約に応じてAIが最適なルートや運行スケジュールをリアルタイムで計算・運行する予約制乗合交通サービス。専用のスマートフォンアプリか電話で出発地や目的地、乗車希望日時を指定し予約。地域内に設定された約40カ所の停留所で乗降して移動できる。運行は平日午前8時〜正午、午後1時〜5時だがアプリ予約は24時間受付。運賃は大人400円、小児200円で、敬老パス提示などで割引となる。実証運行は2年を予定。市は1年目の目標である収支率25%を達成する利用者数として1日あたり28人を想定する。
運営は、石川県金沢市や輪島市でオンデマンド交通の実績がある一般社団法人北陸SDGs総合研究所を主体とする「よこはま次世代型交通システム推進協議会」。運行は三和交通(株)=港北区=が担う。同社のタクシー車両1台(乗客定員4人)を使用する。事業の名称は、横浜国立大学の学生が考案したという。
運行前に説明会
運行開始に先立ち、同協議会による合同説明会と会員登録会が、9月に地域内各所で開かれた。サービスの概要や利用方法などの説明に加え、参加者と一緒にアプリのダウンロードや会員登録が行われた。参加者は、支払い方法やペット同乗の可否、会員登録の条件などを質問していた。
市は「地域の皆さま、事業者、横浜市が連携し、この地域に根差した新たな交通手段として育てていきたい。本格運行実現のため、積極的な利用を」と呼び掛ける。
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