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公開日:2023.04.06
イオン天王町SC
お買い物バス運行開始
仏向町・明神台方面に
イオン天王町ショッピングセンター(中野公現店長)が4月1日から無料のお買い物バスの運行を開始した。ルートは藤塚や桜ケ丘、仏向町方面を巡回する「南ルート」と明神台を巡る「明神台ルート」の2つ。午前10時台から午後5時台まで南ルートは1日5便、明神台ルートは4便が運行する。
同店の来店客は保土ケ谷区と西区の住民が大半だ。山坂が多く路線バスが運行していないエリアもあるため、買い物に不便を感じている人が多く、2017年3月から建て替えのため休業に入った20年2月まで無料のお買い物バスを三ツ沢方面や仏向町・桜ヶ丘方面を経由する2ルートで運行し、交通不便地域に暮らす多くの住民が利用した。
建て替え工事が始まってからも、新店でもお買い物バスの運行継続を望む声は数多く聞かれたという。旧店舗では敷地内にバスの停留所を設け安全が確保できたが、昨秋に営業を開始したイオン天王町ショッピングセンターではこのスペースが確保できず、お買い物バスの運行再開は見送られていた。
地元商店会が停留所協力
ショッピングセンターに隣接するアクティ天王町商店会(木村重会長)の協力を得る形で、商店会内の通りに停留場所を設けることが可能になったことで課題が解消。いわゆる「買い物難民」状態にある丘陵地帯に暮らす住民や、運転免許返納などで交通手段が限られている人などの新たな足が確保された。
バスの運行は相鉄バス(株)が行い、乗車時にイオンマークの付いたカードや電子マネーWAONカードを運転手に提示することで無料で乗車することができる。また同店から乗車する際には、発車時刻の30分から10分前に1階サービスカウンターでレシートを提示し、受け取った整理券を乗車時に運転手に提示する(整理券は先着順で各便20人まで)。
この日、自宅のある明神台からバスを利用し来店した70代の主婦は「老夫婦の2人暮らし。自宅周辺にはスーパーがなく買い物難民状態からやっと解放される」と笑顔で話した。
運行が始まった1日、中野店長は「営業再開前からバスの運行に対する期待のお声は数多くお聞きしていた。地域の皆様のお役に立つことができれば」と話した。
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