ミスター高橋の 連載 「貯筋」の心得 【9】体力測定で貯筋の証明
10月12日の体育の日。各地で体力測定が行われ高齢者の評価も新聞に載っていました。結果は「全体的に向上が見られる」とのこと。とても喜ばしく思う反面、私はその評価に少なからず疑問を抱いています。
体力測定に積極参加する高齢者は運動習慣があるか体力に自信のある方が大多数。なのに、参加を躊躇する多くの方まで含めての全体的向上はどうかと思います。つまり運動習慣のある高齢者と、そうでない方には相当な体力格差が生じていると考えられるからです。
さて、私どもの『貯筋倶楽部』でも毎年恒例の体力測定を行っており、今年も10月13日と15日に実施しました。測定の内容は筋力や瞬発力・柔軟性・敏捷性・平衡性などを判定する7種目。種目それぞれで獲得したポイントを年齢別得点表で合計し、AからGまでの7ランクの体力評価ができるようになっています。今年度の貯筋倶楽部会員のAランクは71%、一般参加の方とは、やはり大差がありました。
筋力測定種目の中のひとつにシットアップ(腹筋運動)があり、入会したての時にはほとんど出来なかった方が、連続20回以上を楽々こなしているのを見ると指導冥利に尽きます。
加齢とともに減少してしまう筋肉を放ったままにしていれば、どんどん体力が衰えロコモに進行してしまうのは明らか。筋肉は年齢に関係なく鍛えられますが、間違った方法で運動動作を行うと逆に関節などを痛めてしまいかねません。やはり適切なトレーニング指導を受けることは重要です。
貯筋倶楽部のモットーは「見られている意識、魅する努力」、年齢を重ねても格好よくありたいですね。
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