神奈川区版 掲載号:2016年4月28日号
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横浜市民防災センターの所長として自助・共助の重要性を発信する 宮川 淳一さん 神奈川区在勤 55歳

出会いを可能性に

 ○…1年かけて工事が行われ、この春リニューアルオープンした横浜市民防災センター。大規模災害が今日にも起きるかもしれない状況下、自助・共助を推進する中核施設の所長として「市民の皆さまには、災害に備えて行動しようという強い気持ちを持って、ぜひ防災センターに来ていただければ」と引き締まった表情で語る。

 ○…昨年4月に着任。市消防局のみならず、市をあげての重点施策の一つでもあり「設計に携わった仲間の思いも背負ってオープンに向けて準備してきた」と胸をはる。来館してもらう仕組みづくりに頭をひねる日々。特に、防災の担い手となりうる子どもたちに向けた発信は「小学校での授業の一つに取り入れるなどできれば」と、多方面へ働きかけている。

 ○…消防という枠にとらわれずに可能性を探るフットワークの軽さは、15年前に出向した総務局危機管理室での経験が生きている。「災害時の横浜駅混乱防止対策を担当したとき、鉄道会社や事業所などと連携をとった経験は大きい」と振り返る。9月に発生した米同時多発テロの際には、他政令市や国の担当者との連携に尽力した。

 ○…逗子出身で高校時代からサーフィンに熱中。消防士という道は、市職員の叔父が「『当直勤務で趣味の時間も作りやすい』と勧めてくれた」と苦笑いする。大学卒業後に入局。新米消防士を育てた教育課長時代には「キャリアの8割が予期しない出来事や出会いで決まるという理論をよく話した」と、与えられた役割をチャンスととらえて成長できることを伝えてきた。

 ○…19年前に友人に誘われて始めたフラダンスは、地元の祭りで披露するほどの腕前。妻と踊るのは恥ずかしいが、「ダンスイベントもいいかもしれない」と防災センターで披露する日もそう遠くなさそうだ。「1人でも多く来ていただき、自助・共助が市民全員に浸透することをめざしたい」

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