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神奈川区 意見広告

公開日:2025.12.18

口からの健康づくりに新制度 県政報告
オーラルフレイルの健康相談
県議会議員 片桐のり子

 高齢化が進む中、オーラルフレイル(口の軽微な衰え)への関心が高まっています。噛む力や飲み込む力、会話の力が弱まると、食事量の減少や社会交流の低下にもつながり、将来の要介護リスクが高まると言われています。私は昨年度の決算特別委員会で、この対策の重要性を取り上げ、普及啓発や相談体制の充実を求めました。

相談窓口を「見える化」身近な歯科で相談可能に

 その結果、県は今年11月、全国初となる「かながわオーラルフレイル健康相談」を開始しました。県が指定した歯科医療機関では、無料のチェックや改善プログラム(健口体操、発音訓練など)を受けることができます。相談実施医療機関では、県の標識が掲示され、ホームページからも一覧が確認できるよう「見える化」を進めています。相談ニーズが高まる中、まずは20施設から開始し、今後拡大していく予定です。

 これまで県は、歯科医師への研修、施設職員向けの口腔ケア研修、「健口推進員」による地域での啓発など、多層的な取組を重ねてきました。その成果もあり、オーラルフレイルの県民認知度は2016年の約14%から2024年には43%へと大きく向上しています。

 私自身も家族の介護を通して、口の健康が生活全体に及ぼす影響を強く実感しました。県として、早期発見・早期対応につながる相談体制をさらに広げていくよう求めていきます。

神奈川県議会議員 片桐のり子

神奈川区反町3-22-2 柿田ビル202

TEL:045-285-0725

https://www.katagirinoriko.net/

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