神奈川区版 掲載号:2016年10月27日号 エリアトップへ

連載寄稿 イルカ博士の生命感動日記 ㊺感染症への備え

掲載号:2016年10月27日号

  • LINE
  • hatena

 御蔵島は東京の屋久島と呼ばれるほど、巨木をはじめ多くの植物を育む大量の水が湧き出る島です。

 イルカウオッチング舟で断崖絶壁の島肌を背にしばらく進むと、島の南端にある白ひげの滝の下に着きます。舟の先端や後方に、子育て中のイルカがゆったりと泳いでいるのが観察できます。

 舟のエンジンを止めると、親子のイルカが周囲をぐるぐると回りはじめました。僕らはシュノーケルを口にくわえて入水。プカプカとゆっくりイルカと遊んでいましたが、急にイルカたちは滝の方へ行ってしまいました。しばらく魚たちと浮いていると、親子のイルカがまた目の前に現れました。急いで消え去ったときよりも、どこか気持ちよさそうにして、肌が美しく黒光りして輝いているようです。

 さて、滝の下で彼らはいったい何をしてきたのでしょうか。

 私はみんなに次のように説明しています。まず、外洋でからだの表面に付いた寄生虫や雑菌などを、御山(851m)から流れ落ちる真水で洗って汚れた表皮を洗浄しています。次に、滝の水中でも取れない付着物は、滝つぼの下に多い大小の玉石にこすり付けて落としています。まるで私たち人間が玉石を敷いた岩盤浴施設で、汚れた汗を流すように見えます。

 御蔵島のイルカたちは遠い昔からこうした自然を利用して体をケアし、感染症の予防をしてきたのかもしれません。

【日本ウエルネススポーツ大学特任教授・岩重慶一(問)iwashige@gmail.com】
 

神奈川区版のコラム最新6

お噺のお話

落語こらむ

お噺のお話

三十九席目 「千早ふる」

10月17日号

臨港パークにファンゾーン

MM21街区NEWS㉚

臨港パークにファンゾーン

ラグビーW杯の観戦、体験コーナーも

10月3日号

「世界最高水準」を強調

〈連載【3】〉ギャンブル依存症対策

「世界最高水準」を強調

IRと横浜

10月3日号

国内最大級の統合施設

〈連載【2】〉 市が描くIR像

国内最大級の統合施設

IRと横浜

9月26日号

市、財政への強い危機感

〈連載【1】〉 誘致表明の背景

市、財政への強い危機感

IRと横浜

9月19日号

お噺のお話

落語こらむ

お噺のお話

三十八席目 「かぼちゃ屋」

9月12日号

370万市民を守る備え

MM21街区NEWS【14】

370万市民を守る備え

緊急物資拠点の耐震バース

8月29日号

あっとほーむデスク

  • 10月17日0:00更新

  • 10月3日0:00更新

  • 9月26日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年10月17日号

お問い合わせ

外部リンク