区民まつりで初演武を披露する「櫻空横浜空手部神大寺支部」で支部長を務める 松永 武司さん 神大寺出身 68歳
空手通じ青少年育成
○…来年の東京オリンピックから正式競技種目になる「空手」。行政からの依頼で区内最大級の祭典・神奈川区民まつりにも初出演が決まり、演武を披露する事になった。当日は道場に通う幼稚園から中学生の子どもたちが、日頃練習している空手の技や型、組手の模擬試合を行う。時間はわずか10分間だが、その分濃縮して空手の魅力を伝えたいと意気込む。「オリンピック種目になったものの、空手を見たことがない人も多いと思う。普段の様子を感じ取ってもらえたら」
○…松本中学校時代に剣道部に所属した事から武道に興味を持ち、25歳で空手を始めた。白楽の道場に通ったが、メンバーは黒帯の強者ばかりで3時間ぶっ続けの練習に励む厳しい環境。そんな中でも休まずに通い続ける忍耐強さで、黒帯保持者になった。「やり始めたからには続けるのがモットー。永遠に完璧にはならない型や組手の駆け引きが楽しくて」と当時を振り返る。県立高校の教員だったため空手部の顧問を30年間務めたほか、高体連空手道専門部にも携わった。
○…道場の立ち上げ当初から関わり、20年以上支部長を務める。生徒の3分の2が子どもであるため、強くなる練習だけでなく大きな声で挨拶するなど礼儀作法の指導にも力を注いでいる。「進学などで道場を辞めてしまう子も多いけれど、いつの日かまた空手の道に戻って来て指導者になってくれたら嬉しいです」と夢を語る。
○…現在は2人の息子も独立し、妻と暮らす。道場以外にも捜真学院の空手部で週1回コーチを務めている。最近”ボケ防止に”と始めたのが英検の勉強だ。「英語を学んでおけば何かの役に立つかなと思って。準1級まで取るのが今の目標ですね」
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