神奈川区 社会
公開日:2021.12.09
熊野神社
色づき待つ「火防のイチョウ」
戦火生き延び幹黒く
東神奈川駅そばにある熊野神社で、「戦災樹木」のイチョウが色づく時を待っている。
境内の裏手からすらりと伸びたイチョウの木は、樹齢400年といわれる古木。慶応4(1868)年の神奈川宿大火や横浜大空襲(1945年)で火災に見舞われながらも朽ちることなく、毎年銀杏を実らせて冬には葉を黄金色に染める。その由緒から「火防(ひぶせ)のイチョウ」と呼ばれ、地域住民に親しまれているという。
激しい炎に包まれたことを物語るように木の幹は大きく裂け、黒く焼け焦げた跡が生々しく残る。同神社の宮司は「隣にマンションが建設されたときには地中の根も切られ、大きな影響を受けたはずなのに」と、その生命力に驚く。
例年12月中旬から下旬に紅葉を迎えるといい、「火災を乗り越えて力強く生き続けるその姿を、多くの人に見てもらえたら」と宮司は話している。
熊野神社▽神奈川区東神奈川1の1の3
ピックアップ
意見広告・議会報告
神奈川区 ローカルニュースの新着記事
コラム
求人特集
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











