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神奈川区 人物風土記

公開日:2023.07.20

スペースひだまり六角橋・片倉を運営する
神馬 幸子さん
神大寺在住 56歳

地域にふらっと寄れる場を

 ○…デイサービスで「ドラえもん」の着ぐるみを着てはしゃぎまわる衝撃的な登場をしたのが、記者との最初の出会い。それから5年。23人の従業員を抱える経営者に変身を遂げ、冷静に取材に答えていく。

 ○…神大寺に住まいを構え、片倉と六角橋を拠点に介護事業を行い、地域の居所(スペース)の運営も地域を巻き込みながら展開している。「起業してすぐコロナに突入し大変でしたが、地域に支えられ、5年間続けることができました」と感謝の思いを話す。

 ○…介護職に就いたのは、40歳を過ぎてから。母親が入院した際に介助が思うようにできない経験が、きっかけだった。「介護することがイメージ以上に大変でした。だからこそ、仕事として学び、母親の介護に活かせればと始めました」と振り返る。神奈川区内に複数の事業所を持つ社会福祉法人に就職。介護資格を取得し、利用者に安心と笑いを届けてきた。

 ○…高齢化が進み、ひとり暮らしの高齢者も増える社会となるなかで「介護を必要としている方も、そうでない方も住んでいる地域で安心して暮らしつづけるためには、ふらっと寄れる場所があり、地域のこれからを考えるプラットフォームがあるといいなと前から考えていました」と仕事終わりに有志の仲間と語り合う内に、思いを形にしようと52歳で起業。家族も仲間も背中を押してくれた。

 ○…横浜商業高校を卒業。商品プロモーションを学び、スーパーのポップなどを制作するライターとして活躍。このスキルは、今も地域イベントを周知するチラシなどに活かされている。気分転換は「ゆず」のライブ観戦。「生で聞く歌声とライブの雰囲気で日々の疲れがリセットされる大切な時間です」と笑顔。

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