神奈川区 社会
公開日:2023.11.02
神奈川警察署
安全守るため 連携深める
JR東日本と合同訓練
神奈川警察署(松永安則署長)は10月26日、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)と連携して、テロ等への総合対処訓練を実施した。
痴漢や車両へのいたずらへの対応など、日頃から現場を共にすることが多い両者。今まで以上により強固な連携体制を整えるべく、今回の合同訓練の開催が決まった。
実車で動きを確認
当日は東神奈川の車両基地で実際の車両を使用して行われた。車両内で暴れる犯人への対応では、駅員らは通報までの一連の動きを実演して確認。現場に駆け付けた署員は、さすまたを使って犯人の制圧も行った。毒物や爆発物の危険がある不審物の発見では、NBCテロ対応専門部隊による現場調査や除染作業も行われた。
第二部では、署員らによる駅員への講習が行われ、さすまたの正しい持ち方や使い方など、刃物を持った犯人への初期対応を実演を交えながら学んだ。そのほか、不審物を発見した際の規制範囲など、有事の際に乗客や駅員の安全を確保するための知識をレクチャーし、駅員らは真剣な表情で耳を傾けていた。
最後には、緊急停車した車両からの安全な降車について駅員が解説。車両のドアの仕組みや緊急はしごの組み立て方、降車時の体の支え方のポイントなどを確認した。
同署地域担当次長の田中速人さんは、「細長い空間、地面と車両との高低差など、実際の車両から学ぶ経験は大きい。今後も継続的に合同訓練などを行っていきたい」と連携への手応えを語った。松永署長も、「今回見つかった問題点を検証してよりよい対応策を作りたい」と安全・安心なまちづくりへの意気込みを口にした。
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