4月に神奈川消防署の署長に就任した 松崎 賢二さん 瀬谷区在住 55歳
始まりの地に恩返し
○…「こうしてまた働く機会が巡ってきたことに縁を感じる」と、自身の消防人生の始まりでもある神奈川消防署に署長として戻ってきた。臨海部などは当時より大きな道路も増えた印象と地域の変化を語る。人口増加も続く神奈川区では、「活気がある反面、自然と災害リスクも高くなる。少しでも地域の役に立てるように、職員一同で頑張っていきたい」と署長としての強い責任感をにじませる。
○…高校を卒業後、「何か人の役に立つ仕事がしたい」と消防の世界を志した。最初に赴任した神奈川署は、「松見出張所での勤務や入江町での訓練の日々が懐かしい」と振り返る。その後は旭区・栄区の消防署や市の危機管理課などを歴任。幹部に対する高度な教育を行う「消防大学校」も経験し、前任の旭署でも署長を務めた。「署内でもエリアごとに特色があり、リスクや備え方も変わる。何が求められているのか、市民目線に立つことが大切」
○…旭区出身。小中学生時代は野球少年として過ごした。ベイスターズファンで、「当時は、スーパーカートリオの時代。友人と一緒によく応援に行っていたよ」と回顧する。現在の癒しは愛犬のラナちゃん。笑顔で出迎えてくれ、夜も布団で一緒に寝る相棒だ。4人家族とは毎年国内旅行に。旅の主役もすっかり犬で、「ラナが家族円満の秘訣かな」と白い歯をこぼす。
○…能登半島地震をはじめ、大きな地震が増えており、「地震は事前対策がしやすい災害とも言える。家具の転倒防止や備蓄、安否連絡の方法など、後悔のないように備えを」と呼びかける。地域防災では、自助や共助も欠かせない柱。「地域の皆さんや消防団と一緒に、災害に強い神奈川区を」と力を込めた。
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