高津区 文化
公開日:2026.01.30
川崎の素材 地元で香りに
高津区企業が公開蒸留
高津区を中心にアロマ事業などを展開する「(株)ノンバーバル」(高橋昌也代表)が1月10日、緑豊かな王禅寺四ツ田緑地(麻生区)の一般開放日イベントに参加。市内産カンキツを材料にした蒸留の様子を参加者に向けて公開した。
地元川崎でものづくりの輪を広げようとする、高橋代表の思いとは―。
地元の仲間と「共に作る」
この取り組みは、緑地を管理・運営するNPO法人国際自然大学校(ノッツ)とノンバーバルの共催により実現したもの。同社は、昨年4月ごろまで山梨県内の施設で蒸留作業を行ってきたが、高橋代表が「地元・川崎で、地域の人々と共にものづくりをしていこう」と方針を固めたことで、蒸留作業の場を地元へと移すことになった。
適した環境を検討する中、地域活動のネットワークを通じて四ツ田緑地の管理責任者と繋がり、同所を紹介されたことがイベントに参加するきっかけになったという。
地域に根差し 循環の輪へ
当日、高橋代表は参加者の前で蒸留の様子を公開し「約18kgのユズの皮を使って、抽出される精油はわずか60ミリリットル程度なんです」と解説。抽出されたばかりの精油の香りに、市民からは「市内産のユズやミカンがあるとは思っていなかった。とても良い香りがした」と感嘆の声が漏れた。
教育機関との連携にも注力しているノンバーバル。昨年12月の久本小学校でのイベントや、1月17日の平間小学校でのSDGs出前授業への講師派遣など、次世代への啓発活動を継続。今後も、さまざまなイベントでのワークショップ開催を展開していく方針を打ち出している。
高橋代表は「今後も地域資源の活用を通じ、地域振興の一端を担っていきたい」と語った。
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