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医療レポート【3】胃がん・食道がん 「バリウム検査だけで大丈夫?」
胃がんや食道がんの発見などに活用されるバリウム検査。「会社のバリウム検査だけで大丈夫と思っていませんか」と警鐘を鳴らすのは、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック(平島徹朗院長)の久津川誠副院長。バリウム検査について聞いた。
「バリウム写真は影絵。早期がんの発見にはほとんど役に立たない」と話す久津川副院長。ごく早期の胃がんや食道がんの所見は、粘膜のわずかな凹凸や色の変化に留まることが多いためバリウム検査では見つけにくいという。「発見されても進行した状態、というケースが多い」。特に食道はバリウムが溜まらないため、更に早期発見は難しいとされる。体に負担のかかる外科的手術や抗がん剤治療が必要となる前に発見するには、より精度の高い内視鏡検査が有効だという。
同院では、がんセンターや大学病院と同等の「デジタルハイビジョン内視鏡」を導入。患部を100倍に拡大する拡大内視鏡と特殊光を用い、微小な変化もキャッチ。スコープやモニターも視野が広く鮮明なため、通常の内視鏡では見落とされがちな小さな病変への対応を目指している。
「発見が早ければお腹を切らず、内視鏡的に切除することも可能。患者さん自身の負担軽減にもつながる」と久津川副院長は話す。
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3月22日