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公開日:2025.12.16

YSCC横浜
中区長にシーズン終了を報告

  • 左から吉野社長、永井区長、西山選手

 中区本牧を拠点に活動するサッカーJFL・YSCC横浜の吉野次郎社長と西山峻太選手らが12月9日、中区役所を訪問。永井由香区長にシーズン終了を報告した。

 1年でのJリーグ復帰を目標に掲げた今季だったが、7月には成績不振で長嶺寛明監督との契約を解除。新たに尾松剛氏を招へいしたが、5連敗で一時は最下位に転落。地域リーグへの降格も現実味を帯びたものの、残留争いの直接対決など要所で勝利を収め、16チーム中13位で残留を決めた。

 最終節で劇的なゴールを決めた西山選手は、チーム最年長で最古参。特別支援学校での教員経験をきっかけに、4年前から「SHUNTA#25 SEAT」として障害のある子どもと家族の試合招待企画や、中区の就労支援施設利用者に農業体験を提供していることなどを報告した。

 西山選手はカテゴリーが下がっても応援し続けてくれている人たちの存在に触れ、「このクラブは他の横浜のクラブとは違う魅力で差別化を図り、地域に根ざした活動を選手たちが進んで行っています。『この街にYSCCがあって良かった』と思っていただける活動をすることが大切だと思っています」と語った。

 永井区長は「中区のチームの選手がそう思ってくださっているのは本当に嬉しいですし、誇らしいです。区民を代表して感謝申し上げます」と応え、エールを送った。

 吉野社長は寿町での地域活動やシニアチームの活動を念頭に「もともとのテーマである『子どもたちの居場所づくり』に加え、今後は『大人の居場所づくり』も進めていきたい」と説明した。

新監督に三枝氏

 YSCCは12月10日、トップチームの新監督に三枝寛和氏が就任すると発表した。三枝氏は1981年生まれ。2019年から22年までYSCCのヘッドコーチ、24年にはセカンドチーム監督を務めた。25年は関西サッカーリーグのアルテリーヴォ和歌山で指揮を執り、古巣へのトップチーム監督としての復帰となる。

 小学3年時に同クラブの小港スクールでサッカーを好きになったという三枝氏は、「このクラブは、間違いなく僕のサッカー人生を形づくってくれた場所」とコメント。「力になれる時が来たら必ず力になりたい」という気持ちはずっと胸の中にあったといい、「ともに、この難局を乗り越えましょう」と決意を語った。

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