神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2015年6月19日 エリアトップへ

伝統脈々 先祖の400年法要 長尾と神木の井田家

文化

公開:2015年6月19日

  • LINE
  • hatena
400年法要を記念して集合(提供写真)
400年法要を記念して集合(提供写真)

 多摩区長尾地区と宮前区神木地区で脈々と家系を受け継いできた井田家が今月4日、江戸時代初期に没した先祖を供養する400年法要を妙楽寺で開いた。井田家の子孫が親睦を深めながら、先祖を偲んだ。

 参加者が思いを馳せたのは、1615(元和元)年に没した小田原北条氏の家臣、高橋帯刀。北条氏が滅びた後、出家して「道清」と名乗り、現在の多摩区長尾に移り住んだという。死後、子孫が井田姓に改名したとされる。子孫は名士も多く、中でも井田文三(1853―1936)は明治時代の自由民権運動家として知られる。

 両地区には現在、井田姓は100世帯ほどあるという。1973年に「道清」の墓碑を修理したのを機に、長男系統の家系を中心に親睦会を発足。多い時には会員が50世帯にも上り、旅行や観劇などで交流を深めてきた。ただ2代目がこの地を離れるケースもあり、徐々に会員が少なくなっているという。

 4日に行われた法要には親睦会の子孫約40人が参加。妙楽寺に納められている道清の木像が開帳され、墓碑を前に次々と手を合わせた。

 親睦会の井田正敏会長は「道清様は時代の狭間に生き、そして新しい時代を切り開いた。この400年の歴史を誇りに感じる」と話す。

 長尾町会の会長などを務めた井田肇さんは「先祖があってこうして暮らすことができる。伝統を大事にしていくことはいいこと。これからも絆を守っていきたい」と話している。

宮前区版のローカルニュース最新6

活動の成果を披露

活動の成果を披露

6月2日、菅生分館拠点の団体

4月20日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月19日

ツツジ寺色づきはじめ

ツツジ寺色づきはじめ

20日前後に満開予想

4月19日

消しては描かれ

トンネル落書き

消しては描かれ

馬絹町内会有志ら落胆

4月19日

若者文化推進など追加

ふるさと納税の活用事業 川崎市

若者文化推進など追加

4月19日

外国人人権考えるシンポ

オンライン参加も可

外国人人権考えるシンポ

4月27日 川崎区東田町で

4月19日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook