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NEXCO中日本 区内施設に事故車両展示 笹子トンネル 悲惨さ教訓に

社会

掲載号:2015年9月11日号

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つぶれて鉄製部分のみが残った事故車両
つぶれて鉄製部分のみが残った事故車両

 2012年12月2日に9人が死亡した、山梨県の中央自動車道笹子トンネル天井崩落事故の悲惨な事故を忘れず、教訓として活かしていくために、中日本高速道路(株)(NEXCO中日本・本社/名古屋市)は区内南平台にある同社研修施設内に事故車両を展示した。当面は社員研修のみに活用するとしているが、遺族の希望である一般公開も検討する。

 笹子トンネル天井崩落事故は、上り線同トンネル内で重量約1・2tのコンクリート板の天井板と、隔壁板が約138mにわたり崩れ落ちたもの。車両3台が下敷きとなり、うち2台から出火し焼損。9人の犠牲者と2人の負傷者を出した。

 国交省による事故調査で、設計・構造上の問題や設備の老朽化、点検のずさんさなどが指摘され、その後同社は安全性の向上に向け様々な改善策を施した。

 今回、安全啓発室・展示室が設けられたのは、高速道路の建設や管理、サービスエリアの運営などについて紹介している一般公開施設「コミュニケーション・プラザ川崎」も併設されている同社研修施設。事故に遭った3台のうち一番後ろにいて5人が犠牲になったワゴン車が展示された。崩落と火災により車体はつぶれ、タイヤもホイールなど鉄の部分のみが残っている状態。 

 レンタカーだった同車両は、遺族の「車両は故人の棺」という思いをうけ、同社が事故検証後、所有権を買い取り保存していた。

 同社は、展示室とあわせて施設内に事故の経緯や事故後の対策などをまとめた資料室を整備。今後3〜4年かけてグループ全社員6000人を対象に、両施設を活用した安全啓発研修を実施していくとし、「実際の車両をみることで戒め、より真剣に安全に取り組むことに役立つ」としている。

 同施設を訪れた遺族らは「内部の人だけが見られるのではなく、一般公開してほしい」と強く要望。それについては「施設内の準備態勢の課題もあり、当面は社員研修に活用しながら、検討していきたい」(同社)と話している。
 

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