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公開日:2026.03.06

障害の垣根越え人形劇
劇団と施設ら共創

  • 人形劇を演じる参加者

    人形劇を演じる参加者

 障害のある人もない人も共に表現を楽しむ場を作ろうと、人形劇「いろとりどりの季節を取り戻せ!!!」が2月28日、地域生活支援センター オリオン(土橋)で披露された。精神障害者が利用する同センターを会場に、地域で活動する人形劇団と障害福祉施設の仲間たちが協働して舞台を作り上げた。

 舞台を主導したのは、川崎市を中心に活動する「にこにこあおむし人形劇団」主宰のもりまさのさんと、洗足学園音楽大学講師の谷川マユコさん。同劇団が川崎市文化財団の委託を受け、障害者アートの素晴らしさを周知する令和7年度パラアート推進事業の一環として行った。

 物語は、白い色に埋め尽くされた街に、みんなで季節の色(多様性)を取り戻していくという幻想的な内容で、劇中では、観客が風や雨の音を体を使って表現するワークショップ形式の演出も取り入れられ、会場全体が物語の一部となった。

 出演者には、グループホーム「いずみ」や社会福祉法人「アビエ」の利用者たちが名を連ねた。彼らは事前のワークショップで絵を描き、歌や動きの練習を重ねて本番を迎えた。当日はスタッフとして来場者を迎え入れるだけでなく、主役として舞台に立ち、自分たちの表現を堂々と披露した。音楽面では、谷川さんが作曲した親しみやすい楽曲を、同大学の器楽アンサンブルが生演奏で支え、高津区のジュニア合唱団「コーロ・ルークスかわさき」の子どもたち8人が劇中の音や合唱を担当した。

 最後は会場に居合わせた全員で『パプリカ』を熱唱すると、「上手かどうかではなく、その人がその人で居られる時間を大切にしたい」という、もりさんの願い通り、会場は温かな拍手に包まれた。参加した女性利用者は「みんなと練習の成果を発揮できて楽しかった」と満足げに話した。

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