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公開日:2026.02.27
乗合交通つばめ号
本格運行へ看護師ら貢献
「外出づくり」でサポート
平・五所塚地域で運行実験が進められてきた乗合型コミュニティ交通「つばめ号」が、本格運行に向けた準備を進めている。2022年度の試験運行開始から4年。背景には、住民の外出を促す健康講座やイベントを企画・運営し、利用促進を支えてきたボランティアグループ「つばめフレンズ」の大きな貢献がある。
「つばめ号」は、移動手段に乏しい同地域の足を確保するため、平・五所塚コミュニティー交通地域協議会が運行主体となり、23年度から毎年運行実験を行ってきた。
実証実験を成功させるには、利用者の増加が不可欠。そのためには、地域住民が「外に出る目的」そのものを創出することが鍵といわれる。
そこで川崎市からの依頼を受け、運行を応援する「つばめフレンズ」を結成したのが、地元医療機関に勤める看護師の有吉かおりさん(46)、内田久仁子さん(62)、薬剤師の今野奈宇さん(51)の3人だ。
結成当初は、向丘出張所などを会場に毎週イベントを実施。何をすべきか悩み、勤務先の患者らにアイデアを聞くなど、ゼロからの試行錯誤を繰り返したという。現在は、介護予防を目的とした「フレイル予防」の講座を中心に、毎月第2・4月曜日に開催。体操や防災対策、コーヒーの淹れ方教室なども企画している。
数人だった参加者も、今では毎回30人程度が集まるまでに成長。運行がない期間も地道に活動を継続してきた結果、「つばめ号」を利用して来場する参加者の数も増加している。
有吉さんは「参加者は回を重ねると、表情が明るくなっていると感じる。お化粧をしたり、おしゃれに気を配ったりす、気持ちも前向きになっているよう」と笑顔を見せる。
健康と交通をデータで裏付け
今年度は大学と連携し、交通手段の提供が高齢者の健康に与える影響を検証する調査も進行中だ。「地域住民の健康維持にはコミュニティ交通の必要ということをデータで裏付けたい」と有吉さん。「当初は健康づくりと交通は別物だと思っていたが、今は切り離せないものだと実感している。私たちの活動が、同じ悩みを抱える地域の好事例になれば」と、未来を見据えている。
「つばめ号」は、3月末まで運行実験を継続中。市によると、本格運行には国への申請などが必要となるため、手続きを進めていくという。
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