市政報告Vol.6 市八ヶ岳少年自然の家「安心」の管理体制を 川崎市議会議員 矢沢たかお
お子様たちが夏休みの今、川崎市が持つ人気スポットの1つ、長野県の川崎市八ヶ岳少年自然の家は利用のピークを迎え定員いっぱいの盛況ぶり。しかし、同施設では昨年、トコジラミの発生やバーベキュー時、利用者が火傷をする事件が起きました。同年末に事態は収束しましたが、この夏のピークまでの間の処理対応やその後の安全対策全般を確認してまいりましたのでご報告致します。
トコジラミ完全消毒と管理体制強化へ
昨年6月に発生したトコジラミの問題は、自然教室で使用した小中学校児童・生徒から湿疹等の症状があり、調査したところ、トコジラミを発見したというものです。対応のため施設は同年7月から12月中旬まで利用停止になりました。
トコジラミは、どんな清潔な環境であろうが持ち込まれてしまったら防ぎようがないのが実情で(八ヶ岳ではトコジラミは通常発生しないとのことでした)、今回の発生もそういった予期しない問題ともいえます。視察では、施設内の完全消毒や繁殖防止処置、さらに早期発見できるような管理体制の確認ができました。
バーベキュー事故人材教育の徹底、備えの充実を
火傷の件ですが、発生は昨年4月。バーベキューの際、運営スタッフの不注意で、使用が禁止されていたジェル状の着火剤が使われ、さらに着火剤が飛散・引火、利用者が火傷を負い救急搬送及び入院する事故になったというものです。
運用事業者スタッフの問題ということもあり、再発防止に向けた人材教育を徹底してもらうことは勿論ですが、現在では消火器設置箇所の拡充、救急箱の数量増加、着火方法の変更等、今まで以上の安全管理を確認することができました。
川崎市八ヶ岳少年自然の家は学校関係を中心に年間10万人が使う施設です。また、子どもたちにとってはとても楽しみな自然教室。昨年ここに来られなかった学校がたくさんあったことは非常に残念なことです。今後、昨年のような安全・安心に子どもたちが学ぶことが出来るよう、川崎市には監督していってもらいたいと思います。
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4月19日
4月12日