神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2018年12月7日 エリアトップへ

キャラ活躍の裏に市民力 着ぐるみ隊「楽しいの好循環」

社会

公開:2018年12月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
着ぐるみ隊と宮前兄妹(市民館前の広場で撮影)
着ぐるみ隊と宮前兄妹(市民館前の広場で撮影)

 イベントなどで人気のご当地キャラ「宮前兄妹」。その活躍の裏には、人知れず汗を流す市民団体が存在する。11月の「世界キャラクターさみっと」参加前に、活動への想いなどを語ってくれた。活動の性質上、本名などは非公開。

 その市民団体は「かわさきキャラ着ぐるみ隊」。20代〜60代の隊員25人が在籍し、祭り会場や商業施設、保育園などでキャラクターの着ぐるみを活用したパフォーマンス、補助などを行っている。着ぐるみ経験のある市職員は「着ぐるみ隊の演技は我々と全然違う。質が高い」と評価する。

 活動のきっかけは宮前区の区政30周年で誕生した「宮前兄妹」だった。劇団経験のある当時の市民館職員が「着ぐるみを活用してまちを盛り上げよう」と2012年に講座を実施。その講座を受講した市民が同隊の創設メンバーとなった。

 設立当時からの隊員は「とにかく楽しくって。講座が終わっても着ぐるみの活動を続けたいと思った」と振り返る。

 翌13年から市民活動団体「かわさきキャラ着ぐるみ隊」として活動をスタート。しかし、当時は全く活動の場がなかった。そこで「自主練」を敢行。夏の3カ月間、毎週土曜日に市民館の広場でゲリラ的に着ぐるみパフォーマンスを披露した。

 キャラの認知度、パフォーマンスの評判はじょじょに高まり、現在では宮前兄妹だけでなく市内外から依頼が増加。年間80回ほど出演するまでに成長した。

 活動資金はメンバーのカンパで賄われている。「私たちのパフォーマンスで楽しんでくれるお客さんがいる。私たちはそれが楽しい」。

「中の人」と呼ばないで

 「着ぐるみの『中の人』と呼ばれたくない」。ファンタジスタにちなみ、隊員に「着ぐるみスタ」の肩書を付けた。演技は隊員たちの独学だ。上手い演者の技術を参考にしたり、自らの動きを動画で撮影しチェックするなど、日々研さんを重ねる。

 楽しくなければダメ。厳しい規則はない。「ゆるキャラ」の舞台裏は「ゆるい」のが基本だ。だが、隊の代表を務める隊員はつぶやく。「市民による着ぐるみ団体の日本一をめざしているんですよ」。可愛い外見とは裏腹に、高い志が燃えていた。

宮前区版のローカルニュース最新6

活動の成果を披露

活動の成果を披露

6月2日、菅生分館拠点の団体

4月20日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月19日

ツツジ寺色づきはじめ

ツツジ寺色づきはじめ

20日前後に満開予想

4月19日

消しては描かれ

トンネル落書き

消しては描かれ

馬絹町内会有志ら落胆

4月19日

若者文化推進など追加

ふるさと納税の活用事業 川崎市

若者文化推進など追加

4月19日

外国人人権考えるシンポ

オンライン参加も可

外国人人権考えるシンポ

4月27日 川崎区東田町で

4月19日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook