宮前区 社会
公開日:2019.08.30
川崎生まれ新品種「香辛子」
フルーティな香りが特徴
川崎で生まれたトウガラシの新品種「香辛子(こうがらし)の普及に向け、味の素(株)とJAセレサ川崎農業協同組合、川崎市の3者が連携し、PRや新商品開発を進めている。
24日にはセレサモス宮前店・麻生店でプロモーション販売を実施。用意した50袋が完売した。
辛み抑え、代謝促進効果は保持
香辛子は味の素(株)の研究所(川崎区)で2018年10月に開発された。辛みが少なく、フルーティな香りが特徴だ。
香辛子に含まれる成分「カプシエイト」はトウガラシの辛味成分「カプサイシン」の1000分の1の辛さ。辛味は弱いが、カプサイシン同様の基礎代謝を向上させる効果を持つという。同組合の担当者は「油との相性が良く、熱すると香りが引き立つ。回鍋肉や酢豚など中華との相性も抜群」と話す。
今年5月頃から市内29軒の農家で栽培を開始し、8月に入って収穫が始まった。同組合担当者は「天候の影響か、予想より少し遅い収穫だった。収穫時期や色や香りの出方など、データを集めて検証していく」と話す。
次回の販売は30日に予定。また、香辛子を使用した新商品も次の店舗で提供する。▽食パン専門店アルテの食パン(麻生区)▽おつけもの慶(川崎区)▽鈴や武蔵中原店(中原区)
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